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井浦新と共に追求する、デニムのルーツとは -CHAMEN PROJECT-

デニムのルーツである茶綿の魅力を伝えるプロジェクト『CMP(=CHAMEN PROJECT)』のコレクションがリリースされ、それを記念したイベントがFREAK’S STORE渋谷店で開催された。会場では茶綿デニムを使ったカラビナ作りのワークショップが行われ、『CMP』の中心メンバーでもある俳優・井浦新氏も登場し、会場を盛り上げた。そこで今回は、井浦氏に茶綿デニムの魅力と本コレクションの見所についてお話をうかがった。

 

−まず、『CMP』とはどのようなプロジェクトなのでしょうか?

CMP=CHAMEN PROJECTという名の通り、ヴィンテージジーンズなどで使われていた茶綿デニムの魅力を広く伝えることを目指して発足したプロジェクトです。以前、茶綿デニムを開発したカイハラデニムさんから、茶綿の良さを多くの人に伝えていきたいというお話を聞きました。僕自身、デニムのルーツに興味があったので、そのお話に共感し、一緒に『CMP』を立ち上げることになりました。

−その後、さまざまなメンバーが集まって構成されていると。

カイハラデニムさんをはじめ、僕がディレクションを行なっているブランド「ELNEST CREATIVE ACTIVITY(エルネスト クリエイティブ アクティヴィティ)」、そしてデニムの縫製・加工を手がける「SAAB(サーブ)」、他にもスタイリストやエディターなどデニムのスペシャリストやデニム好きな人たちで構成されています。

−井浦さんにとって茶綿の魅力とは何でしょうか?

現代の真っ白なコットンと違って、茶綿はやや茶色がかっていてデニム生地にした時に独特の深みのある色合いを見せます。また、色落ちした時の色合いも味わい深い。ジーンズが初めて誕生した時に使われていたデニムの原点とも言える素材であること自体にも魅力を感じます。

−今回のコレクションの出来栄えはいかがですか?

ファッションの最先端を行くFREAK’S STOREとデニムのルーツを追求する『CMP』、両者のいいところが上手く融合した形になったと思います。オーバーサイズなどトレンドを押さえたデザインはFREAK’S STOREらしいと思いますし、茶綿の良さもちゃんと表現できている。こういう新しい化学反応を起こして茶綿の魅力を引き出すことが『CMP』の目的でもあったので満足しています。

−井浦さんが感じる、アイテムの魅力を詳しく教えてください。

ジャケットとパンツ2種類の計3型があり、それぞれ3種類の異なる生地で展開していますが、まず茶綿デニムという素材に注目して欲しいですね。一番色が濃いワンウォッシュの生地は、デニムを育てていく楽しさをじっくり味わえます。この色の濃さから、5年、10年、20年と長い付き合いで色の変化を楽しめます。

次に、色落ち加工をほどこしたモデルは、色落ちのベースができているからこその楽しみ方ができます。例えば、さらに色を落としていきたいところを手で擦ったりしながらジャケットを着続けて5年間洗うのを我慢する。そして5年目にジャケットを着たままお風呂に入って水洗いして乾かす。その時に5年間蓄積された色落ちが一気に表れる。そんな着方もおすすめです。

個人的にいち押しなのがカイハラデニムが独自に開発したヒッコリー生地です。一見すると普通のヒッコリーですが、よく見ると異なる種類のヘリンボーンが織り込まれているんです。そのため、洗いをかけていくと複雑な凹凸が生まれて生地がどんどん表情豊かになっていきます。

−おすすめの着こなし方はありますか?

同じ生地でセットアップで合わせるのはもちろん、上下で異なる生地を組み合わせても楽しめます。オーバーサイズなのでインナーで遊べますし、思いっきり腕まくりしても様になります。暑い時期はTシャツやカットソーの上からざっくり羽織るのもいいでしょう。パンツの場合、ワークやアウトドア系のタフなブーツはもちろん似合いますが、あえて素足にサンダルを合わせた涼しげなスタイリングもマッチします。

−本コレクションを通して伝えたい想いはありますか?

FREAK’S STOREに来る若い世代の中には、まだ洋服と一緒に育っていく経験をしたことがない人も多いと思います。常に新しいものや次のトレンドを追っていく現代のファッションの中で、そんな人たちに今回のコレクションが一緒に時間をかけて育っていく初めてのアイテムとして届けばいいと思います。そして、それをきっかけに茶綿という素材に興味を持ってもらえると嬉しいです。

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