Archives

PROJECT

“UP to U” PROJECT -Ribbon Design Mask-

ファッションのプロが考える、本当に欲しいと思えるマスクを発案。その名も、リボンマスク “UP to U”(あなた次第)!
今回は本プロジェクトの一員である、STAFF半田さんに企画秘話などを伺いました。

STAFF STYLING

「カジュアルでお洒落なマスクって意外とない」という意見からスタート

―まずは今回マスクができるまでの経緯を教えてください。

今回この企画ができたきっかけは、社内プロジェクトの中で「今以上に仕事もプライベートも楽しんで、どちらも諦めていない「よくばりな女性」がデイトナでもっと活躍するには何をすればいいのか」と考えていたところから始まりました。私は普段店舗で働いていますが、日々働く中でお店のスタッフの気づき力の高さに驚かされることが多々あります。そんなお店のスタッフ達の気づきや想いをカタチにすることで、日々の仕事がより楽しいと感じ、やりがいをもてるのではないかと思いこの企画を始めました。

まず、「気づき」を収集するために社内のレディーススタッフたちに自由に参加してもらえる雑談会を設けて、お客様と日々接する中で気づいたことをラフに話してもらいました。そこで「カジュアルでお洒落なマスクって意外とない」という意見があり、話が広がりそこからそれならフリークスでうちらしいマスクを作ったらいいのではとなりマスク企画が始動しました。

―こだわった部分などはありますか?

スタッフからの意見として多かったのが「今までは服に合わせてリップの色を変えたりして毎日楽しんでいたが、マスクをしているのでその楽しみがない。」ということでした。そのためその日の服や気分に合わせてマスクも選べたら、、、と紐の部分を付け替えられるようにしました。また、柄をチョイスする際もフリークス女子らしい「タイダイ」やミリタリーアイテムと合う「レース」にするなど。こだわりは言い出したらきりがないぐらいたくさんあります。

商品をただ作るのではなくスタッフの想いやプロジェクトの想いが伝わるように

―苦労したポイントはありますか?

商品企画というものを初めてやったので、最初はどの部署にどんなことを要望すればいいのかというところの初歩的なところからつまずきました。また、商品をただ作るのではなくスタッフの想いやプロジェクトの想いが伝わるように社内外に発信していくにはどうしたらいいのかというところも一番頭を使いました。

―実際に出来上がったときの感想はいかがでしたか?

本当にカタチになった。と思いました。できあがったもの、土台のあるものをどうするかということは、今まで仕事でやってきましたが、「0から1にする」ということはあまりやっていなかったのでいつもとは違う達成感がありました。

想いに共感して一緒に取り組んでくださる方がいることが励みに

―部署をまたいでののプロジェクトはどうでしたか?

デイトナのチームワークというのを一番感じました。なにもわからないところからはじめる、かつ大阪在住というリモートメインのコミュニケーションがクイックに取りにくい環境の中でも、普段かかわりのない様々な部署の方がスムーズに対応してくださってとても助けられました。一緒にプロジェクトを進行してきた上司と私の想いを発信し、それに共感して部署関係なく一緒に取り組んでくださる方がこんなにもいるということが励みになりました。



―現在の反響についてはどうでしょうか?

率直に、「良かった、、、ほっとした。」という気持ちです。スタッフからたくさん反響をいただいて、お店でお客様から「かわいい!」とお声をいただいて。スタッフたちのリアルな意見からできたものへの共感はやはり大きいなと思いました。日々のスタッフたちの気づきのパワーはすごいというのを感じました。

―今後どのような活動に繋げていきたいですか?

今回は商品企画という点から「デイトナで働く女性のエネルギッシュさ」や「女性ならではの気づき」を社内外に発信できればと思ってやっていましたが、実際に自分がこの企画を通して改めて自身それを感じさせられる機会になりました。また、デイトナにはこんなにも芯の強い女性や発想が面白い女性、とにかく魅力的な女性が多く働いているんだと思いました。自分が働く会社でも知らない魅力がまだたくさんあるなと。 これをもっと社内外の方に知っていただく機会が増えればいいと思ったので、そんなことを今後仕事を通して今回のように企画等でやっていければと思っています。

No Comments
PEOPLE

「東京から発信する時代は終わり」大久保 聡志のスタイルとこの先

さまざまな体験・体感コンテンツが充実し、訪れるたびに新しい発見を得ることができるThe Camp FREAK’S STOREで、今ライフスタイルのひとつとして大きな注目を集めているSNOW SURFカルチャーに触れることができるイベント『GOOD KARMA -SNOW STREAM-』が1月30日(土)〜2月7日(日)の期間で開催される。〈GOOD KARMA〉を主催する大久保 聡志氏が展開するブランドショップ〈CAPTAINS HELM〉の前に到着すると、渋いアメ車を眺めながら数人で会話を楽しんでいた。店内に併設している〈HAUNT COFFEE STAND〉の美味しいコーヒーで一呼吸置いてから、大久保氏の生い立ちから人生の遊び方、今後の活動について話を伺った。


Text_Yuta Sasaki





―まずは幼少期に遡って話を聞かせてください。

うちの母ちゃんの地元が東京・池袋なんですけど、母ちゃんの男兄弟が何人かいて僕の伯父さんにあたる男家族、そして例外なく自分の親もサーフィン、スケートボード、スノーボード、キャンプ、ゴルフ、フィッシング、バイクといった男の子がやりそうなものは全部やってたんです。みんな同じような遊びをしていたので週末になると家族でそういう遊びに出かけるってことが恒例でした。自分がまだ1〜2歳ぐらいの頃の写真を見返してみると、スケートボードに乗っていたり釣竿を持っていたりする姿が結構あります。ゴールデンウィークになると千葉にサーフィン合宿に行き、お盆の時期になると新島で10日間過ごしたり、毎週末キャンプや釣りなどに行くっていう生活のルーティーンを経てきているので、いま自分がやっていることは全然特別なことではないんです。

単純に子供の頃から続けてきた遊びがそのまま大人になった現在でも続いているという感じですね。自分のブランド〈CAPTAINS HELM(キャプテンズヘルム)〉から発信している遊びは、僕が子供の頃からずっとやってきた遊びなんですよね。「趣味が多いよね」とか、色々なことが出来てすごいねってよく言われるんですけど、俺からしてみたらそれが当たり前のことで。

―周りの人間からしたらある意味異端な存在だったんですね。

中学・高校生の時期はたくさん遊びを知っていたお陰で男女共にモテました。友達同士でサーフィン行こうよってなった時、すでに教えたり出来たし、高校に上がってキャンプしてみたいって誰かが言ったら、道具も持ってて、パパッとテントを張れたり。そういう周りの子が持っていないスキルが自然と備わってたのでそういう部分でもモテてたと思います。今自分は37歳なんですが、この歳になってやっぱり感じることがあるんです。20代前半の子がお店でバイトしたり、後輩たちがコーヒーを飲みに来てくれたりするのを見ていて、みんなもっと外遊びした方がいいのになって。だから最近は積極的に外遊びの面白さを話したり、実際連れて行ったりして、その魅力を伝えています。

―聡志さんとファッションの出会いを教えてください。

どの時代も変わらないと思いますが、男の子が最初に洋服を買い始める理由って単純に女の子にモテたいからじゃないですか。子供が古着屋に通い始めてLevi’sとLeeの違い、Wranglerって何?赤ミミって何?といったことを経て知識をアップデートしていき洋服というものが自分のライフスタイルのひとつになるというか。自分もそれは同じです。
ただ親がサーファーだった分、70年代〜80年代のカリフォルニアのサーフやスケートファッションは大きな影響を受けました。当時はよく親のOPとかHANG TEN、VANSとか借りパクしていました。20才くらいでロードトリップしたカリフォルニアで、LAで見たスケーター、サンディエゴで見たサーファー、サンフランシスコで見たアーティスト、それぞれに大きな衝撃を受けたことがいまのベースにもなっています。

今店の外にいるロン毛のおじさんがいるでしょ?タケシさんっていう初期のFREAK’S STOREにいたカリスマ中のカリスマな存在で。ああいう先輩達から、自分達も東京カルチャーをしっかり継承して次世代に残していかないといけないと思ってて。いまは時代も進化してるし、情報量も多い。当時のカルチャーやファッションをそのまま焼き回して打ち出すのではなく、自分たちなりのフィルターを通して外遊びだったり今のライフスタイルをちゃんと付随させて見せていきたい。だからファッションも遊びも大好きでっていう部分を俺たちが本当に楽しんでいるのを極力映像に残してるんです。それを観て「うわっ!ヤバい!格好良いじゃん!」って思ってくれる若い子が1人でも増えて、遊び、服、車っていう東京カルチャーに対して繋がっていく流れを作れたら良いなと思っています。

―今ハマっている遊びを教えてください。

僕が今いちばんハマっている遊びのひとつがバスフィッシングです。子供の頃もやっていたんですが大人になってやってみると道具が格好良いんですよね。なんと言っても相手が生き物だから“絶対”がないんですよ。それに自分がCaptains Helmのアパレルをデザインしているのでフィッシングに着る服で欲しいものが売っていなかったら作ればいいんです。それで作ってみると、釣りをやっていた周りのやつからコレ良いじゃん!って反応がもらえたりするんですよ。

―自分で好きな物を作って発信していけるのは強みですね。

これはキャンプ、サーフィン、スノーボードにも共通して言えることなんですが、僕たちが作っている服に周りの人が共鳴してくれているのは、遊ぶ現場に行く時の為、使う為に自分でここはこうした方がいいなとか思ってアップデートしていきながら作っているものだからだと思っています。自分は千葉出身のサーファーでもなく、群馬出身のスノーボーダーでもない。東京がベースで海や山に遊びに行かせてもらってる立場で、また東京に帰ってくる。ということはそのまま車のまま渋谷に行ったり原宿に来たりすることは当然じゃないですか。そうなると海や山に行く格好自体が都内でも普通に着ていてもおかしくないものじゃないと、わざわざ着替えないといけなくなるんですよ。そういった感覚がリンクして今の形になっているので、アウトドア過ぎないデザインだったりが共感してもらえてると思います。

―〈GOOD KARMA〉はどうやって生まれたんですか?

HELMブランド単体から発信していくのが勿体無いなと思ったんです。だから友達を巻き込んで、イベントだったり動き的な部分を強化して今年から始動させた〈GOOD KARMA(グッドカルマ)〉というイベント名というか、自分たちの動きに名前を付けた感じですね。コロナによって世の中の流れが変わって、会食やクラブで遊んだりっていうのではなく、皆アウトドアに興味を持ってシフトしているんです。GOOD KARMAの1発目を開催する〈The Camp FREAK’S STORE〉は、FREAK’S STORE古河店とOrange Outdoor Shopをくっつけて新たなアウトドアスタイルを発信できる良いお店だなと思ってます。都内のゴチャゴチャしたタイトな場所で買い物するってことは今まで皆やってきたことですが、都内に住んでる奴が半日・1日使って行けばいいじゃないですか。車が停められて、ゆっくりコーヒーを飲みながら買い物が楽しめる最高な状況を作っているから、FREAK’S STOREがやっていることは正直イケてるなと思いますね。

―スノーサーフという新しいスタイルを提案していますがどのようなものなんでしょうか?

スノーボードにも細分化したスタイルがいくつかありますが、言葉のままで雪山でサーフィンの感覚を楽しむものです。自分の気持ちいいラインを描きながらクルージングしていき、地形を使って雪山でサーフィンをする“スノーサーフ”っていうカテゴライズなんですよね。ここ数年自分もどっぷりハマってて楽しませてもらっています。横ノリの感覚が好きな人は絶対好きだと思います。世界的にも注目されている〈GENTEMSTICK〉がこのカルチャーを牽引しています。雪山でこの板を乗っている人も皆ハードコアでカッコいいですよ。

―今回のポップアップではどんなことを伝えていきたいですか?

はっきり言ってモノが売れなくてもいいんです。古河に来る人達の目に、こんな形の板があるんだ!これは一体何なの?って感覚を植え付けられたらいいなと思っています。面白くて格好いい先輩達が作ってきた遊びや、アウトドアもファッショに付随するカルチャーも数珠つなぎに皆に伝えていく役割にならないといけないなと思っています。こんな言い方は変かもしれないけど、正直うちのブランドが売れるか売れないかはどっちでもいいんです。それよりも、これは大切だよねって部分を皆に伝えていかないといけないし、先輩たちがみなツッパってここまでやってきたのに、俺らがサボっちゃったら超ダサいので、そこは同世代に伝えていきたいですね。だから仲間や協力者をどんどん集めてやってるんです。

―今後のファッションについてはどうお考えですか?

先輩達が作ってきた東京カルチャーにリスペクトを持ちながら、ファッションとしてもライフスタイルとしても再提案する日が来ると思っていて。 洋服としての実用性、リアルさも重要になってくると思います。 コロナによってファッションだけを追い求めすぎていた状況からリセットされて、新しい2021年を作っていく上でファッションはもちろん前提にはあるけど、もうちょっと深掘りしたライフスタイルだったり家族で過ごしたりっていう時間的なクリエイションをセットで提案していかないと洋服的な価値が薄れていってしまうと思っています。

―〈GOOD KARMA〉の今後の予定を教えてください。

東京からだけ何かを発信するのはもう時代遅れかなと思います。カルチャーも、本物も、日本全国に散らばっていて。そこをしっかりフォーカスして、GOOD KARMAは全部東京以外の場所から発信したいと思っています。それが古河、和歌山、千葉、その後も続けて行く予定です。次の冬には北海道/ニセコでやれたら面白いと思ってます。それが自分たちの目標としているところであり、それが2021年の自分たちとしてのカルチャーの新しい見せ方かなと。全国の先人たちが作ってきた格好いいことを俺たちが継承してどう発信するのか?猿真似じゃなくやる方法が自分的にはこれかなと思っています。サーフィンもスケートボードもスノ―ボードもそれぞれ波やライン、フロウがあるじゃないですか。人生も同じで焦ることなくコロナの波に乗ればいいし、時代の進化をキャッチしてその時のフロウで一番格好いいスタイルで楽しさを求めていかないといけないですね。

No Comments
PRODUCT

100年以上の歴史をもつSchott、レザーへのこだわり

Schottは100年以上の歴史があるブランドで、バイカースタイルからパンクスタイルと幅広く時代に必要とされ、モーターサイクルギアからファッションアイテムへと成長して来ました。今回はFREAK’S STOREの別注アイテムについてデザイナー吉田、店舗スタッフ木村、プレス藤木でのクロストークを展開しました。

藤木:今回はショットの別注レザージャケットをご紹介致します。 吉田さん、今回は2型の別注になりますが、各モデルのポイントをお伺いできますか?まずはコーチジャケットから。

吉田:はい。コーチジャケットの別注ポイントは、フロントのドッドボタンを黒塗りのボタンに変えています。下うけのドッドボタンも通常はシルバーが多いのですが、同じく黒に変更しております。ポケットもインラインは小さいのですが、縦に広くしてモノの出し入れがしやすいようにしております。加えて下のスピンドル先を弾丸チップに変えて、黒で統一しました。



藤木:たくさんありますね、ありがとうございます。レザーのコーチジャケットは鮮度がある上に、今風の着こなしもしやすいと思います。木村さん、今季おすすめのスタイリングはありますか?

木村:コーチジャケットは普通のレザージャケットに比べて、色々幅広く着まわせると考えています。ロックやアメカジだけではなく、少しストリートに寄せた雰囲気でパーカーやゆったり目のボトムに合わせるスタイリングを組んでも非常にはまってくれると思います。そういった幅広さが良いです。

藤木:ありがとうございます。ではもう1型の紹介です。こちらはお馴染みの方も多いかと思いますが、FREAK’S STORE別注の定番モデルです。今回は身幅も細身ですっきりしているので幅広い方に着ていただけるのかなと思います。吉田さん、こちらのポイントをお聞きしたいです。



吉田:このレザーに関しては毎シーズン作っていまして、もともとは脇にバックルが付いていたり、胸のジップがなかったり、毎回デザインをアップデートしてきました。今回は脇のバックルを無くしシンプルにして、胸部分にはジップを配置しました。前身頃のトライアングルのジップのバランスが絶妙で、我ながら良い仕上がりになっていると思います。生地に関しては、世の中のレザージャケットは厚みが0.7mmぐらいですが、今回は1mmの少し厚めの生地をチョイスしました。細身でタイトなシルエットですが、袖山を高く設定しているので腕が上がりやすい仕様にしています。

藤木:ありがとうございます。木村さん、お店での反応はどうですか?

木村:そうですね、ダブルのレザージャケットだと着づらい方も多いのではないかと思います。手が出しにくいイメージがありそうですが、こちらの別注モデルはシンプルで着回しがしやすい作りになっているので、幅広い方に「着やすい」とお声を頂いております。

藤木:では実際に着ていただきたいと思います。こだわりポイントはありますか?

木村:歴史のあるレザーブランドになるので、今回はFREAK’S STOREらしさといった所も含めてヴィンテージの洋服であったり、原点に立ち返ったアメカジのシルエットやテイストでアイテムを組み合わせてレザーが際立つようなスタイリングを組みました。

藤木:FREAK’S STOREらしい良いスタイリングかなと思います。また、今回3年前のモデルを用意させて頂きました。レザー特有の経年変化が生まれ、特に袖回りのアタリや全体的にドライな雰囲気があり、レザーの魅力が際立っていると感じます。吉田さん、3年前のモデルと比較して今回のモデルで変わった点はありますか?

吉田さん:はい。初期のモデルに関しては襟にチンストラップ、裾の脇にバックルが付いているのと、胸にジップがないデザインでした。今回は先ほどお話しした通り、各所をブラッシュアップしシンプルなデザインにしました。

藤木:もちろん3年前のモデルも王道のレザージャケットの雰囲気でかっこいいのですが、今回はシンプルな仕上がりで今のスタイリングにはまるデザインが良いですね。それでは皆さん、今回はありがとうございました。


紹介したSchottの商品はこちら



FREAK’S STORE ONLINE TOP





from Schott

Schottインラインよりも肉厚のベジタブル原皮を贅沢に使い、より高級感溢れる仕上がりになっています。原皮に関しては21SSに関してはFREAK’S STOREのみなので差別化され、より別注感が出ています。またコーチJKTもFREAK’S STOREのみの限定アイテムになっています。

素材にはベジタブルタンニン鞣しの1.1mm厚のシープスキンを使用しています。この厚さと鞣しの特徴は、加工を施すことによりシープスキンでは出すことが難しいシワ感(着古した感じ)を出す事が可能で、よってシープスキンですが迫力のあるジャケットに仕上げることが出来ました。

革は、着用することにより体温を吸収し柔軟で丈夫さを保ちます。長い間着なくなってしまうと革は硬くなって劣化してしまう場合があります。オイルは、あまり塗りすぎないようにしています。沢山塗ってしまうと吸収しきれないオイルが表に残り、そこにホコリや汚れが付着しカビの原因にもなります。

革によってムラになり易いものもありますので、まず目立たない箇所を試し塗りしてから徐々に塗り進めた方が良いです。塗った後少しおいてから表面に残ったオイルを乾拭きし終了です。




No Comments
PROJECT

Think locally with FREAK’S STORE

全国各地に根差し、それぞれのローカルと共に独自の展開を見せるFREAK’S STORE。
その中から今回はいくつかの店舗をご紹介、各地の特色を活かしたお店を是非ご覧ください。さらに地方店舗で展開している一部商品はこちらからもご購入いただけます。


FREAK’S STORE NAGANO

長野の土地ならではのローカリズムと旬をうまく調和させています。

梶原敏之_長野店店長

FREAK’S STORE長野
長野県長野市北石堂町1402-1
甲州屋ビル1・2F
TEL:026-226-7915

今年の3月、善光寺に続く街道沿いに移転した長野店。
信州りんごを使用したAPPLE TRIPの商品や、陶器を使ったPOTTERY STUDIO Kのアクセサリーなど、長野独自セレクト商品も。
アイコニックなチェコ軍のテント生地を使った暖簾はTake Productによるもの。
Take Productによるトートバッグ。
古河店のオープン記念に制作されたモデルだが、
もちろん長野でも取扱中。
地元、信州りんごを使用したAPPLE TRIPの商品も多数ラインナップ。
材木屋が作るプロダクト

「生活・民芸・ときどきPUNK」。そんな一風変わったテーマを掲げたデザインレーベル「Take Product 」を長野で営んでいるのが竹内利充さん。

「もともとは100年近く続いてる材木店・建築工務店を営んでおり、そのデザインレーベルとして立ち上げたのがTakeProductです。自分ではアパレルブランドという認識はなく、あくまでも材木屋が作るデザインプロダクトとして商品を打ち出していきたい。国内外の民芸品や工芸品にフィーチャーしたり、生活の中に落とし込まれた物を枠に捉われず発信しています」と本人が語るように、竹内さんが手掛けるTakeProductの商品は、あくまで実生活に根ざしながら遊びのあるプロダクトが多い。

シンプルで使いやすくはありつつも、画一的なデザインが溢れるている昨今。自身のルーツを大切に守りながら、遊びと実用性を兼ね備えた表現を続ける姿勢に、地方発信ならではの本質的な価値が垣間見える。

竹内利充
インテリアデザイナー/建築士/Take Product
竹内木材株式会社

FREAK’S STORE KARUIZAWA

キッズスペースもあり、
ご家族全員が安心して楽しめる空間です。

井上亮太郎_軽井沢店店長

FREAK’S STORE 軽井沢プリンスショッピングプラザ店
長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢
軽井沢プリンスショッピングプラザ ニューイースト17・18
TEL:026-731-5336

Pie Standでスイーツも楽しめる軽井沢店。
アップルパイにベルギー産のアイスクリームが乗った“パイスクリーム”や、アップルキャンディー(りんご飴)ほか、季節のドリンク類が揃う。ショッピングだけでなく小休憩にも訪れたいお店。
リンゴを大胆に使ったアップルキャンディーが大人気。
食べやすいカットサイズでも渡してくれるので、ぶらぶらウィンドウショッピングをしながら楽しめる。

FREAK’S STORE NIIGATA

地元のユースカルチャーとリンクしながら、
新しい発信を続けています。

坂田岳_新潟店店長

FREAK’S STORE ビルボードプレイス新潟店
新潟県新潟市中央区八千代2-1-2
シティ・ビルボードプレイス 1F
TEL:025-24 0-4610

2018年にオープンした新潟店。広い店内では旬なアイテムが豊富に揃う他、フリーペーパー新潟美少女図鑑や某人気TV番組でも話題になった“あの”バスセンターカレーとの共同企画など、ならではの発信も多数。

FREAK’S STORE SHIZUOKA

ボードカルチャーも盛んで、日本のSFとも言われる静岡らしい空気感が魅力です。

鎌田祥子_静岡店店長

FREAK’S STORE静岡
静岡県静岡市葵区紺屋町8-13 内野ビル 1F
TEL:054-266-4567

大型路面店として2017年にオープンした静岡店。
静岡を代表するマーケットフェスYES GOODMARKETへの出店や、
過去に行ったJリーグ清水エスパルスとの共同企画なども大きな話題に。
もともと10年ほど前、サンフランシスコ発のコーヒー文化に感銘を受けて地元でコーヒースタンドを営んでいたんです。そこに偶然、鹿島さん(デイトナ・インターナショナル代表取締役)がいらして気に入って頂き、そこから今日まで様々な形で交流が続いています。
静岡のお店も立ち上がり時から関わらせてもらいました。自分たちが毎年行っているYES GOOD MARKETにも出店してもらったり、これからも一緒に楽しい企画を考えていけたらいいですね。

湯本弘通
SEE SEE代表

No Comments
PEOPLE

KENDAI 独自の解釈で施す「布への入れ墨」

刺繍は「布の入れ墨」という解釈のもと、古くからの手刺繍スタイルで独自の世界観を作り出している刺繍アーティスト、KENDAIの2人。先日、The Camp FREAK’S STOREにてPOPUP EVENTも開催した彼らが、刺繍に興味を持ち始めたきっかけやこれからの話を聞いた。

気づいたら2人とも手刺繍の世界にどっぷりでした

−そもそもなぜ刺繍の世界に?

KENTA:もともとスカジャンやベトジャンがずっと好きで、そこから自然と刺繍にも興味を持ちました。それまでは2人とも別々にパタンナーの仕事をしていたんですけど、それを辞めて本格的に手刺繍を始めたのが3年ほど前ですね。

−刺繍の技術はどのように習得したんですか?

KENTA:最初の頃は自分の仕事もしながら、終わった後に夜ひたすら練習の繰り返し。当時の作品は今見ると恥ずかしいですが(笑)。

−お二人で活動をされているんですよね。

KENTA:もともと昔から趣味なども共有するタイプ、気づいたら2人とも手刺繍の世界にどっぷりでした。基本的には今でもそうなんですけど、ダイチがデザインを上げて、僕が刺繍をしてっていうのがベースの流れです。

あまり縛りを設けすぎないようにして、作りたいものを自由に取り入れている

−KENDAIというブランド名はどこから?

DAICHI:僕らの名前からとりました。昔から友達に“ケンダイ”と呼ばれていたので、結局これが一番しっくりくるよねと。

−作品の題材はどのように決めているんですか?

DAICHI:モチーフにしている題材は、やっぱりタトゥーや刺青の絵柄が多いんですけど、そこに自分たちなりのエッセンスを少しずつ加えていけたらなと思ってます。

DAICHI:僕らが双子なので、例えば顔が2つあるような作品だったりも多いですね。あまり縛りを設けすぎないようにして、作りたいものを自由に取り入れていくようにしています。

−今後はどういった活動をしていく予定ですか?

KENTA:映画の衣装製作などの依頼もあります。また、これまでのアーカイヴを集めた手刺繍作品の個展を開催して、刺繍を1つの作品として見てもらえるようになりたいですね。

 

KENDAI

HAND EMBROIDARY BROTHERS

@kendai_k

 
 
No Comments
PEOPLE

モデル 畠山千明、そのエネルギーの行方とは

モデル/母親/アクセサリーデザイナー、トレードマークは坊主。国内外のファッション誌やショーを賑わすモデルでありながら、5歳の娘を持つママという顔をあわせ持つ畠山千明が最近始めたビーズアクセサリー「chiaki no bi-zu」が密かに注目を集めていることはご存知だろうか? デイトナ・インターナショナルが今年8月にオープンしたサスティナブル、アート、ファッションにフォーカスするコンセプトストアFirsthand RAYARD MIYASHITA PARKにて、「chiaki no bi-zu」のポップアップを開催。「身近なところから少しでも何かできないか?」という思いから、売り上げは国内の動物保護団体や、子供を守る団体へ寄付している彼女の新たな試みをより多くの人に知ってもらうべくインタビューを敢行。一児の母親として、表現者として、そしてひとりの女性として力強く生きる彼女の信念に迫る。 —今日もお仕事をひとつこなしてから来てくださったとのこと。本当にエネルギッシュですよね。

生きる力が強いって、よく言われます。旦那さんの結婚の決め手もそこだったらしく(笑)。結婚して7年目になりますが、付き合って10ヶ月ほどで結婚しました。共通点は全くなかったんですけど、一目惚れして、人づてで紹介してもらいました。彼とは結婚しか考えられなかったので、付き合ってないのに家を借りて、初めて上京しました。当時、私は22歳で、彼は23歳。求婚したんですけど、断られてしまい。当時の自分の勢いには、正直ひきます(笑)。この話を他の人にすると、ほとんどの場合はひかれてしまうんですけど、糧にしてくれる人もいるみたいです。マネージャーにキム・カーダシアン並みって言われるほど、メンタルが本当に強いんですよ。ただ、今も夫婦仲がいいのは、旦那さんが優しいから。ケンカは年に2回ぐらいで、ほとんどしません。

—そういう両親を持っていると、お子さんも天真爛漫に育ちそうですね。

めちゃくちゃ天真爛漫です(笑)。ただ、大人子供関係なく、厳しくしなければいけないところはきちんと叱ります。うちでは他人のことをとやかく言うことはタブーです。あの人が変だとか、可愛くない、とか言ったら、ゲンコツです(笑)。娘は黒髪で、私は茶髪、旦那さんは金髪。人それぞれなので、娘だからとやかく言っていいわけじゃない。そのかわり、娘の権限も尊重しています。色や柄も自由に選ばせていて、女の子だからピンク、なんて言いません。その甲斐あってか、哲学的な子供に育ってます。 —娘さんはご両親の仕事についてどう考えているんでしょう?

リスペクトしてくれているみたいです。私の場合、娘を現場に連れて行かないっていうマイルールがあって、親の仕事を押し付けたくないっていう気持ちもあるんですけど。娘はポージングが得意で、chiaki no bi-zu のビジュアルにも出演しています。

—ビーズアクセサリー作りは趣味で始められたそうですね。母親業に加えて、変則的なモデル業の中で、趣味の時間を見つけられていることがすごい。

きっかけは、旦那さん。美容業界誌のために70sっぽいネックレスを探していて、お店に買いに行ったら結構高かったので、自分で作ってみたら意外と好評で。昔から器用だったこともあって、ビーズアクセサリー作りの楽しさに気づきました。 —確かに器用そうですよね。

そうなんですよ(笑)。ビーズアクセサリーを作り始めたら、自分が案外上手なことに気づきました。もともと趣味がなかったんですけど、暇だとSNSばかり見てしまうのがイヤで。ビーズを作ってる時は集中できますし、良いSNSデットクスになっています。娘用のビーズキットもあるので、一緒に作れば、家族の時間にもなりますし。

ー家族とのコミュニケーションのひとつでもあったんですね。新型コロナウィルスの影響でおうち時間も増えたと思いますが、何か変化はありましたか?

ありました。子供を産んでから、モデルになって、ずっと突っ走ってきたので。自粛期間中、自分が子供と全然向き合えていなかったことに気づきました。それまでは、1日を何事も終えることに精一杯でした。おうち時間では、娘とずっと一緒に過ごすことができたのが嬉しかったですね。 —新型コロナウィルス自体は喜ぶべきものではありませんが、忙しかった人にとっては、生活を見直すいい機会なったかもしれませんよね。

私たちにとっては良い面もありました。物事をネガティブな面だけで捉えてしまうと、ただ蝕まれてしまいますよね。どんなに怖くても、不安でも、娘と過ごす時間はかけがえのない時間なので。ビーズアクセサリー作りもそうですし、普段できないことをやってみました。フェルトを買ってきて、ドレスを作ってみたり。

—ビーズアクセサリーは自粛明けから販売を始められたそうですね。もとより売り上げは募金するつもりだったんでしょうか?

そうです。もともと幼児教育科を専攻していて、子供のためになることがしたいと思っていました。活動家みたいに思われるのはイヤなんですけど。10代の頃からそういう思いがあって、保育士の資格を取りました。虐待されている子供をサポートしたかったんですけど、10代の自分は傷ついた子供たちに生半可な気持ちで接することができなくて、保育士の道は諦めました。今、娘ができて、子供たちが元気になることをしたいという思いが強くなりました。 ー動物愛護団体にも寄付されていますよね。

実家で保護犬を2匹、保護猫を1匹飼っていて、動物保護にも興味がありました。ただ、そういう活動には時間がかかりますし、現状100パーセント取り組むことが難しいので、募金という道を選びました。お金があれば、何かの足しになるので。もともとビーズアクセサリー作りは趣味で始めたんですけど、友人にあげていたら、勿体ないから販売したほうが良いよ、と勧められました。ただ、趣味のままでいたかったので、利益を自分のものにするのは違うなと思っていて。チャリティにしたら、自分も、買った人も、寄付先も全員ハッピーになると思って、寄付することにしました。今回のポップアップもチャリティにしました。 —自粛期間中は、寄付の呼びかけも盛んに行われていたように思います。いざ寄付しようと思うと、寄付先について調べなきゃいけないことが多くて、意外と難しいということに気づきました。

寄付先はすべて変えています。ひとつの団体に偏るより、色々な人や考え方があることを考えて、一回一回変えていくことを決めました。動物愛護団体は特に難しいですよね。信用に足りる団体かどうか、きちんと調べないといけないので。私は動物を保護している団体にしか寄付していません。 —今回、ビーズアクセサリーを公式の場で販売するのは初めてだったとお伺いしました。

スピード感がはやくて、10月頭に話しをして、10月末にはポップアップを開催しました。途中で品薄になってしまったので、追加でアクセサリーも作りました。時間がある時には、なるべく店頭に立つようにしていました。やっぱり直接手に取ってもらえるのは嬉しいですね。

—オンラインだとお客さんの顔を見ることができませもんね。

古着屋さんで働いていた頃は、身近な存在だったと思うんですけど、モデルを始めてからなかなか直接会うことができなくなってしまって。ただ、私自身は何も変わっていないので、昔以前働いていた古着屋さんに来てくれていたお客さんにも会えたりして、感慨深かったです。知っている人や今回初めて来てくれた人に会えることが嬉しかったです。奥さんへのプレゼントに買っていかれる男性の方もいて、ユニセックスで作っているので、買う人が選んでくれることにも面白さを感じました。 —畠山さんのビーズアクセサリーは、ご本人のエネルギーが伝ってきます。感覚的に作っているんでしょうか?

そうですね。ファッションも、ひとつアイテムを決めてからコーディネートすることが多いので。ビーズもこれって決めたものに合わせて作っているので、ひとつひとつテイストが違うんです。作ってみたら、70sや50sっぽかったり、自分が普段ファッションでできていないことがビーズだと落とし込めるので、ストレス発散にもなっています。 —今後も可能性が広がりそうですね。

そうですね。最近だとミュージックビデオへの衣装提供のオファーがあったりして、驚いてます。実は12月、1月に渋谷区の学童保育でビーズのワークショップを予定してます。12月は先着順で好きなようにビーズアクセサリーを作ってもらって、子供達の感性が磨かれるような機会になればいいなと思っています。1月に関しては予約制で、作ったものがどうやってマーケットに出されて、売れたものが寄付されるのかという寄付について考える会を予定しています。ビーズアクセサリー作りを通して、子供達がよりハッピーになる活動をしたいと思っています。 今後はコラボレーションだったり、東京以外の場所でもポップアップしたいですね。ぜひ楽しみにしていてください。    

Text_Manaha Hosoda

No Comments
PRODUCT

池田社長に問う。Orangeの魅力ってなんでしょう?

 和歌山県・かつらぎ町の自然豊かなロケーションに本店を構える『Orange』は、関西地方を中心に多くのアウトドアファンに愛される有名店だ。今回の古河への出店が、記念すべき関東初出店となる。しかしなぜ、容易に集客が期待できる東京都内や大型ショッピングモールではなく『The Camp FREAK’S STORE』というロケーションなのか?

同業者として、そして人間として共感

その経緯について『Orange』の池田社長は、「戦略的に決めたことではない」と話す。きっかけはFREAK’S STOREの社長、鹿島との出会い。池田社長は以前からFREAK’S STOREが好きだったことに加え、アウトドア、音楽、釣り、車、サーフィンなど、鹿島との共通の趣味が多くあったこともあり、同業者として、そして人間として共感できたことが最大の理由だったそう。

「人がたくさん来る都市だからっていう理由で関東に出店を決めたわけじゃないんです。鹿島社長と共感できたのは、“僕らはモノ売りじゃなくスタイル売りなんだ”っていう姿勢です。古河であれ、人口16,000人しかいない和歌山の田舎であれ、ワクワクする体験や共感できるものがあれば人は来る。だからこの古河のカリスマショップでOrangeをやることに意味があるんですよね。」その言葉を裏付けるように、オープン初日には『Orange』の出店を聞きつけた多くの人たちが集まり、開店前から長蛇の列となった。

何も買わずとも、帰るときには楽しかった、この店ヤバいなと思ってもらえたら

Orangeの特徴について「僕らは、棚に並べたものを売る事だけに情熱を捧げるという商売はしたくないんです。それよりサービスや体験のためにお客さんが“わざわざ”来る場所でありたい。同じものを量販店で買うのとOrangeで買うのとでは、意味合いや嬉しさが違う、と感じてもらえる店作りをしたいんですよね。それがセレクトショップというものでしょう?

例えば、和歌山で僕のキャンピングカーのコレクションを店の前に置いているのもそうです。欲しいけど簡単には買えないものが、Orangeに行けば見られるとか、こんなでっかいフライパン誰が使うねん?っていう面白い商品があるとか、そういうワクワク感を感じてもらえることがめちゃめちゃ嬉しいんですよ。だから何も買わずとも、帰るときには楽しかった、この店ヤバいなと思ってもらえたら本望です」と話す。

来店者の店内での体験が一番大切

さらに商品の陳列方法も、流行っているかどうかという単純な理由で整然と商品を並べるようなことはしないそう。売れているものでも、探さないと見つからないくらい隠れた場所にある、なんてことも。流行に踊らされないそんな宝探しのような感覚も、アウトドアファンにはグッと来るのかもしれない。

『Orange』が面白いと思う提案や、来店者の店内での体験を一番大切にしているという池田社長。「僕らの好きなことを発信しているだけなので、もしかしたら時代が変わればまた違うかもしれないけど、機会がある以上挑戦したいです。そして喜んでもらうために何ができるかというのは、常に意識していたいですね。」

No Comments
PROJECT

teamLabとFirsthand 必然性のある出会いと化学変化

2019年のオープン以来、Fashion―Sustainable―Artをコンセプトにセレクトし、他では味わえない体験・空間を提案しているFirsthand。今回また新たな試みを発信している。それは、アート集団チームラボがデザインしたサスティナブルなエコバッグ「teamLab Folding Rice Bag」の発売。コラボするに至った理由、またそこに込めた想いについて、チームラボを率いる猪子寿之氏、Firsthandディレクター福留聖樹へ聞いた。 ーチームラボ×Firsthand、この組み合わせは必然のような意外なような・・・。そもそもおふたりはどのようにして出会ったんですか? 福留 直接出会ったのは去年ですね。猪子さんを接客しているスタッフから紹介されて。 猪子 そのちょっと前に、知り合いがサスティナブルをコンセプトにしてるお店に転職するって言うんで。実際に行って見てみたら、全部がサスティナブルをコンセプトにしているもの扱ってて!すげえなって。「成り立つんですか?」って80回くらい店員さん聞いて(笑)。「まぁ成り立ってますよ」「まじか!」って。 福留 その時は、絶対着ないだろうなっていうツータックのパンツを購入してて(笑)。 ーそれが出会いだった?

猪子 実質はそうなんだけど、それよりも前に、うち(EN TEA HOUSE)で扱っているお茶「EN TEA」を、2年位前かな?お土産で持って帰れるようにしようと考えてて、なんとなくティーバッグって使い捨てだしアレだなっていうんで、お茶のブランド自体もサスティナブルな方にシフトしたんですよ。EN TEAを扱っているチームラボボーダーレスというミュージアム自体も、日本で初めてオープン時からペットボトルがない自販機で、アルミ缶の水をわざわざ作ったんですよ。で、そのお茶もFirsthandで扱ってもらうようになって。

福留 猪子さんは、アートの世界でやられてるのと、実際にやりながら考えてらっしゃることのギャップが面白かったです。一般の人から見たら、デジタルアートは電力いっぱい使ってます、みたいなイメージがある中で、サスティナビリティに対しての意識が高いのは、こういう考えがあってああいうことをやってるからこそ、きっと今やられてることの中にも意味があるというか・・・。 猪子 いや、デジタルって物質からの解放だからね。物質から解放しなきゃいけないと思って。で、デジタルにすごい興味を持つようになって。デジタルが、物質が人々に与える価値以上の価値を与えてくれるならば、人類は必ず物質から解放されていく。存在することが価値ではなくて、体感こそが価値に(なるように)、価値観を変えたいと思ってデジタルでアート作り始めたから。 ーチームラボが11月8日まで佐賀県の御船山でやっていた「かみさまがすまう森」にも繋がっていきますね。 猪子 そうですね。デジタルだから実は自然そのまま使えるし。 福留 その御船山のプロジェクトの話は、いつ聞いても影響を受けます。個人的にも現地に滞在し、アニミズム(自然崇拝)と現代的要素との掛け合わせに、新しい価値を感じることが出来ました。ファッションの世界でもサイエンスやテクノロジーによって、ナチュラルでありながらも機能的な新しいマテリアルが開発されていること、クラフト的な要素への回帰があることにも通ずるものがあります。 ―そんなおふたりの共鳴から、米袋を使ってのエコバッグ「teamLab Folding Rice Bag」のコラボへと繋がっていくんですね。そもそもどうして「米袋」をアップサイクルしようと? 猪子 都市部で生活してると意図せずコンビニ行くじゃん。てことは、朝出かけるときにコンビニ行くと知らずに家を出るわけですよ。つまりずっと空っぽのままエコバッグを持ち続けなきゃいけない。だから使ってない時に一番スマートなエコバッグを作ろうと思った。それが1個目の理由。2個目は、コンパクトになるっていろんな方法があるけど、日本は伝統的に紙の文化で、使ってない時に折り畳む、みたいなものがもともとあった。折ってコンパクトになって、すごく日本的な背景があるものがいいなと思ったのが2個目の理由。3つ目は、廃品を使えたらいいな、十分流通されてるものを使えないかな、と。ボク、田舎(の出身)だから、今でも米は紙袋に入ってるんですよ。米を何十㎏も入れられるくらいだから丈夫だし。で、もともとギフトショップ用のエコバッグを作ろうと思ってたから、世界の人が来たときに、そういう日本の文化的背景があって、それがエコバッグになってるっていうのはすごくいいな、と。ただね、手間はかかるんですよ。もとのカタチを崩さずに余計なところは取り除いて縫い直す。紙が分厚いから糸も太いし。部品を足さないようにして手仕事だけ増やして大変なんです(笑)。 福留 折る文化は、いろんな方法がデザインに落とし込まれるのは、すごく勉強になりましたね。 ―昨今、ファッション界もサスティナブルな方向へ進んでいますね。 福留 それはポジティブに捉えています。出来ることからまずやる。まだ出来ていないことについては、出来ていない企業を応援するところはじめればいいと思います。ひとつやりはじめると、次も何かサスティナブルなことが気になるようになる。そのループが大切だと思います。 猪子 このコロナ禍で、お茶もそうだけど、エコバッグは行けるってなって助けてもらいました 。 ―今、コロナのお話が出ましたが。コロナ禍にも新しい試みをされていましたね。 猪子 家のテレビがアートになる「フラワーズボミングホーム」っていうの作ったんだけど、みんなが家にいなきゃいけない状況で、美術館も行けないわけじゃないですか。ある種の無力感に苛まれたんだけど、一方で、イタリアでみんなが歌いあってるのを見てさ、すごくいいなと思ったの。家にいながらも参加できるってすごいなぁと思って。ニュースでは分断を煽りまくるというような現象を見てる中で、家にいながらも世界とつながっていることを祝福できるような、家のテレビがアートになったらいいなと思って、夏にリリースしました。しかも、今は絵にもなるんです。自分の描いた絵に合うような花が自動的に集まってきて1個の作品になって、その画像がダウンロードできるんです。 ―何かをはじめるとき、どこからかアイディアが降って来るような感じですか? 猪子 いやいや、自分でやれることなんて、所詮今まで生きてきたちょっとずつ積み上げてきたことに、ほんのちょっと足すことぐらいしかできない。アイディアなんか降ってくることなんかなくて、今もたまたま、ちょっとずつ積み上げてきたものがここにある。やれることなんてほんのちょっとだから、ちょっとだけ足すみたいな、そういう話ですよ。 福留 猪子さんがすごいのは、人に対しての優しさみたいなのがあるんですよね。誰かのことを想ってたりするところから生まれるんじゃないのかな。それから、チームラボが掲げる「ボーダーレス」は、Firsthandの中でも大切にしている思考のひとつです。人種やジェンダー、国や業界などの壁はなるべくない方が、新しい価値を生み出せると思っています。計画を立てている暇があれば、まずは会いに行ってみたり、試してみることが大切かなぁと。 ―また、チームラボ×Firsthand、猪子×福留のコラボが見たいですね。 福留 実は、先日の打ち合わせのときにちょっと話に出たアレ、つくってきたんですよ。マカオの作品で服が濡れちゃうから。 猪子 え!アレ??濡れても大丈夫な服?? 福留 水をはじきます。お茶をこぼしても大丈夫! 猪子 スゴイ!!洗濯もできる? 福留 できます! 猪子 アノ展示で実用化するには・・・。 福留 素材を変えて・・・。 お互いのことを「刺激を受けて次の何かを生み出すキッカケになる」、「ひとつ聞くと、知らないことがすぐ出てきて面白い」、と評するふたりのケミストリー。この後も、ふたりのアイディアは尽きることなく、次のコラボの話もまた聞けそうな予感漂う展開となったのでした。  

teamLab

テクノロジーとクリエイティブの境界はすでに曖昧になりつつあり、今後のこの傾向はさらに加速していくでしょう。

そんな情報社会において、サイエンス・テクノロジー・デザイン・アートなどの境界を曖昧にしながら、『実験と革新』をテーマにものを創ることによって、もしくは、創るプロセスを通して、ものごとのソリューションを提供します。

@teamlab

 

Text_Hiroko Abe

No Comments
PEOPLE

Artist Program -#07 NOPPO s**tkingz-

様々なアーティストをフックアップし、フリークス ストア独自のフィルターを通し具現化する、Artist Program。第7回目は静と動を兼ね備えた緩急のあるダンススタイルに、ダンス業界内のファンも多いs**tkingzのNOPPOが登場。 ーコラボするにあたり、フリークス ストアにはどのようなイメージがありましたか? フリークス ストアさんは渋谷のお店によく行くのですが、他のお店とくらべて雰囲気が良くてとても入りやすいですね。個人的にもお世話になっております(笑)。 ー今回のイラストのテーマやイメージはありますか?

こういったコラボは自分自身初で、自分らしくその瞬間を楽しんでいこうぜ!という思いと、好きなものを信じろ!という思いを込めて今回の作品を制作しました。

NOPPO × FREAK’S STORE 別注 バックプリント ロングスリーブTEE   ー様々なアイディアはどこから生まれますか?

チャップリンやミスタービーンが好きでそこからの影響は大きいです。これとこれをまぜたら面白いなー、このシチュエーションないなー、などと想像しながらまずメモして、それを実際に描いていくという流れが多いですね。

NOPPO × FREAK’S STORE 別注 バックプリント プルオーバー パーカー   ー作品を制作する際、特に気をつけていることなどはありますか?

完璧になりすぎない事ですかね。自分の作品の中で、やりたい事を詰め込みすぎて何を見せたいのかわからない作品になるのは嫌なので、引き算やいい感じの荒さみたいなものは意識しているつもりです。

ー最近気になっていること、ハマっていることはありますか?

面白そうなアプリだったり、色んな海外のアプリを探すのにハマっています。カメラアプリで文字が浮かび上がったり、キャラクターアニメーションが出てきたりするものを特に最近使っていますね。

ーこの自粛期間を過ごす中で、何か変化などありましたか?

自分の絵を使いながらどう楽しんでもらえるか、考えるようになりました。また、自炊するようになったということもあり、健康の大事さを知りましたね。

ー今後どんな活動をしていく予定ですか?

まだ内緒です(笑)。知りたい方は是非インスタの@stkgz_official@noppo_stkgzをフォローしてチェックしてみてください。

 
   

NOPPO

ダンスパフォーマンスグループ s**t kingz(シットキングズ)に所属。坂本冬美と紅白共演を果たしたダンサー菅原小春とオーディオブランド「BOSE」のWeb CMにて共演。末吉秀太(AAA)ソロイベント「S」にてステージ演出・振付を担当。

最近では、俳優としてドラマ出演やイラストレーターとして作品を出展するなど多方面に活動を広げている。

@noppo_asobi

No Comments
PEOPLE

Artist Program -#06 SPENDER-

様々なアーティストをフックアップし、フリークス ストア独自のフィルターを通し具現化する、Artist Program。第6回目は人生、無駄だと思っている事にも、きっと何か意味がある。無駄だと思うことも楽しくするのが、人生を楽しむ秘訣だと思う。そんな考えのもと制作活動に勤しむYosHieとYUKIによるユニット、SPENDERが登場。 ーコラボするにあたり、フリークス ストアにはどのようなイメージがありましたか?

やっぱりアメカジの印象が強いですね。幅広い年代に合わせられるデザインだったり、流行を取り入れながらも長く着れるアイテムが多いイメージだなと感じました。特に今季のBIG MAC別注オーバーオールはとても気になります!

ー今回のイラストのテーマやイメージはありますか?

「仲間」をテーマにSPENDERオリジナルキャラクター「BEER JUNKIE FROG」「MONSTER」「BOY」に今回新しく“GIRLちゃん”を加え、今までとはちょっと違う、遊び心も取り入れて描きました。

自分達だけじゃ考えられなかったことも担当者さんと何度も連絡を取り合い、新しいSPENDERを発見しつつ、とても思い入れのある形になりました。今回コラボするにあたり、細々と二人でやっていたオリジナルブランドをInstagramから見つけていただいて、とても感謝しています!

SPENDER×FREAK’S STORE 別注 バックプリント ロングスリーブTEE   ー様々なアイディアはどこから生まれますか?

SPENDERは二人チームでやっているのですが、イラストはYosHieがメインで描いています。なので、相方のYUKIが描いたラフ画を元にYosHieが描き下ろしたり、YosHieのイメージをそのまま描き下ろしたり、色々なパターンがあります。基本は”今”描きたいものを描く事が多く、頭にふと浮かんでくるイメージをそのまま描いています。

SPENDER×FREAK’S STORE 別注 バックプリントプルオーバーパーカー   ー作品を制作する際、特に気をつけていることなどはありますか?

YosHie個人の活動としては、普段はグループ展に出すテーマをイメージして描いたり、似顔絵やLINEスタンプで販売しているようなゆるいイラストを描いているのですが、SPENDERでは個人の活動と作風を変えています。

SPENDERの絵はスケーターの相方の影響でストリートアート等からインスピレーションを受ける事が多いです。初期の頃は「SCREAMING HAND」ならぬ「SCREAMING FROG」とか描いていました。(笑)

ー最近気になっていること、ハマっていることはありますか?

YUKI:最近と言うか、結構前からなんですが、クラフトビールにハマってますね。以前は友達が働いているクラフトビール屋さんによく行っていたんですが、このご時世飲みに行く機会が減って寂しいです。ビール好きと言うこともあって、今回もYosHieにビールをテーマに一つイラストを描いてもらいました。(笑)

YosHie:可愛い、シュール、ちょいキモイものが好きで、キューライスさんワールドや猫動画にハマっています。あ、最近買ったSwitchであつ森に毎日ログインしてマイデザインなど楽しんでいます…

ーこの自粛期間を過ごす中で、何か変化などありましたか?

YUKI:今までは外で遊ぶ事が多かったのですが、出歩く事が少なくなっちゃいましたね。10年振り位にゲームも買っちゃいました。早く元の生活に戻りたいですね。

YosHie:普段は別の仕事をしながら、合間にイラストを描くんですが、在宅ワークになり通勤時間がなくなったことでイラストを描く時間が以前より増えました。

この状況下にも関わらず、今年は渋谷のBoji Hair+galleryでグループ展に参加したりできました。ただ、もともと家にいる時間(ほぼだらだらしたりゲームしたり寝ている)が好きなタイプなので、こんな時期だからと言って以前と特に変わらないですね。(笑)

ー今後どんな活動をしていく予定ですか?

今年もあと少しで終わってしまいますが、SPENDERオリジナル商品ラインナップ拡充、LINEスタンプなど増やしていければと思っています。また今回のFREAK’S STOREさんとのコラボをきっかけに、もっと沢山の方にブランドを知って貰えるよう頑張ります!

SPENDERと併せてATELIE YosHieも誠意活動中なので、どうぞ宜しくお願いします!  

SPENDER

人生、無駄だと思っている事にも、きっと何か意味がある。

無駄だと思うことも楽しくするのが、人生を楽しむ秘訣だと思う。

そんな事を考えながら物作りしています。

@spender_flog

No Comments
PEOPLE

SOLIDでいられること。金尾玲生とこれからの未来。

「TERRACE HOUSE TOKYO 2019-2020」への出演を機に、プロサーファーの枠に収まりきらないマルチな活躍をしている金尾玲生氏のライフスタイルを表現したユニセックスブランド<SOLID>と<FREAK’S STORE>のコラボレーションコレクションが登場。自身の思いとこれからについて聞いてみた。 別注REO’S バケットハット ¥4,800+tax/SOLID×FREAK’S STORE

どこのジャンルにも属さないカッコよさを表現。

ーご自身のブランドSOLIDとFREAK’S STOREが今回コラボレーションしたわけですが、SOLIDで表現したいことはどのようなことなのでしょうか? SOLIDを着ていただける方にSOLIDでいてもらえるように、そう思ってモノづくりをしています。どこのジャンルにも属さないカッコよさを表現したいですね。 別注REO’S Tee ¥4,800+tax/SOLID×FREAK’S STORE ーREO’S KITCHENのユニフォームをテーマに創り上げた本コレクションですが、SNSの#reoskitchenでよく作る得意料理、挑戦したい料理はありますか? 普段作るというか得意料理は煮込み系で、スペアリブが一番得意料理です。最近は試合に向けて、タンパク質を多めに取れる料理を作ることが多いですね。 別注REO’S エコバック ¥2,500+tax/SOLID×FREAK’S STORE

自分は自分らしく、さらにスタイルを磨いていきたい。

ー対面でのコミュニケーションが減ったり、様々な規制があったりと不安定な世の中ですが、ファッションやアパレルショップの今後についてどのように考えていますか? このご時世だからこそファッションについてより考えたり、大事にして欲しいな。リモートワークで家にいてもお洒落を楽しむというマインドは忘れないでいてもらえたらいいなと。 ーご自身としてはプロとして、プライベートの面、両方について今後どんな活動をしていきたいと思っていますか? そうですね、自分は自分らしくさらにスタイル磨きに徹したいと思っています。 ーサーフィン、自然との向き合い方で特に気をつけていることなどはありますか? 自分にとってのサーフィンとは生きている限り続けていくライフワークで、その上で必要なのは海。その中で環境破壊が進む世の中なので、自然を守り、自分の活動を広めていきたいですね。 ー最後にプロサーファーとしての今後の意気込みをお願いします。 サーフィンのスタイルも様々。どんな人が見てもかっこいいと言われるようなサーフィンをして、プロサーファーでこんな色んな事もしてるんだと感じてもらえることが一番ですね。  
  金尾玲生 サーファー・サーフボードデザイナー。 1992年6月24日 神奈川県茅ヶ崎市生まれ、血液型 A型。    
No Comments
PROJECT

「アクションを起こさなければ。」Firsthand ディレクター 福留聖樹

2019年10月の青山店に続き、今年7月には2店舗目を渋谷の新名所MIYASHITA PARK内にオープン。Fashion – Sustainable – Artをコンセプトに、自由な発想からモノやコトを体感できるセレクトショップとして展開。店名にふさわしく、他では味わえない体験型のコンテンツを揃え環境問題、サスティナブルムードに対する姿勢を発信している。そこでブランドディレクター福留に今季の取り組み、これからの歩みを聞いた。

他では体験できない空間作り、接客でお客様に何かを感じてお買い物を楽しんで欲しい。

ーFirsthandを始めるに至ったきっかけはなんですか? まず、私自身は前職ではモノ作りの現場にずっといました。その際にちょっと汚れていたり、ちょっと傷ついていたり、そんな理由から工場の隅で山積みにされた生地や納品できない商品を沢山見てきました。以前からサスティナビリティ、モノの循環に関心がありましたし、この様な現状を変えたいと思い始めた時には、自然とFirsthandの構想を練り始めていました。
Firsthand AOYAMAファサードのホワイトセージ
ーコンセプトについて教えて下さい。 我々はFashion – Sustainable – Artをコンセプトとするセレクトショップです。これらのキーワードを主軸に他では体験できない空間作り、接客でお客様に何かを感じてお買い物を楽しんで貰えたらと思います。
以前、Firsthand AOYAMAにはHaroshi氏のアートピースであるGUZOが鎮座
ーショップの強みはなんですか? やはり同じ志を持つ仲間、スタッフの存在ですね。例えばア ラブ ムーブメントの大久保さんとは、旧い付き合いでプロジェクトアドバイザーというより、まさに同志の1人ですね。彼からは多くのことを教わりました。廃棄されてしまうようなモノをお直し、カスタマイズをすることで既存のアイテムに付加価値を加えることであったり、正にFirsthandの理念と重なる部分があったわけです。
ア ラブ ムーブメントのカスタムコーナー
ー『アップサイクル』についてブランドとしてはどうお考えですか? 正直、各スタッフでも捉え方によって違うとは思いますが、元々あるプロダクトの使用用途を変えることで新しい価値観に生まれ変わらせる、と言ったところです。リサイクルとは少しニュアンスが違いますね。例えばジュエリーの置いてある透明のディスプレイは車のスピードメーターを使用する際にでる廃棄物なんです。廃棄となるプロダクトを壊し再構築するのではなく、使用用途を変えることで再活用すること、それがアップサイクルだと考えています。
貯水タンクや水撒きホースを活用、再構築し水の循環プロセスをデザインに取り入れたソファ

謳わなくても、その行いが、その言葉が自然と当たり前になっていって欲しいです。

ー加速化するサスティナブルムードへどのような期待を持っていますか? アップサイクルやサスティナビリティと謳わなくても、その行いが、その言葉が自然と当たり前になっていって欲しいです。その思考や行為が浸透することで、長くファッション業界の問題とされている大量生産、大量消費、大量廃棄、これらを解決するに至るかも知れません。逆に懸念点もあります、それはひとつのトレンドとして盛り上がり衰えていくことです。これは僕たちがいま直面している課題でもあり、仕事だけでなく生活の一部として捉えアクションを起こしていく必要があります。
Firsthand RAYARD MIYASHITA PARK
ー注目のブランドはありますか? gallary deptというLAのブランドを取り扱っています。僕たちが掲げているFashion – Sustainable – Artというコンセプトと実に密に一致しているブランドなんです。彼等はヴィンテージプロダクトのシルエットを変えたり、ペイントしたりと、ある種アートに昇華している一点物を手掛けています。彼等の考えや行為に賛同し、購入して下さっているお客様が多いので入荷するとすぐに完売するものが多いです。彼等の活動は影響力を持つヒト、ブランドにも伝わっていて、例を挙げるなら世界的に有名なデザイナーであるヴァージルアブローが着用したことでも話題です。
工事現場で使用されるリフトを再利用したハンガーラック
ー2号店目となるFirsthand RAYARD MIYASHITA PARK出店について、経緯を教えてください。 実は1店舗目となる青山店がオープンする前からオファーを貰っていました。どこから情報が漏れたのやら。。(笑)ただし勿論二つ返事でオファーを受けた訳ではありません。我々のやるべきこと、MIYASHITA PARKという立地で何を表現するのか、コンセプトの決定など、検討すべきは多々ありましたから。何よりもビジネスとして持続性があるのか、研究し仮説を立てながら慎重に進める必要がありました。
サスティナブルをクリエイティブで表現したインテリア
ー20AW以降の展開はどのようにお考えですか? 現状、なかなか実店舗で云々というのは難しいと思っています。そこで以前から熟孝しているのがサスティナビリティとテクノロジーの融合です。まだアイディア段階ですが、無人店舗でファーストハンドの世界観をお客様に体感してもらう空間を作ってみたいです。その空間をキャンピングカー内に作り、日本全土を周るのも良いのかも。あとはVR機能を駆使した体験型のネットショッピングも頭の中にはありますね。このような我慢の続く状況下ですが、面白い試みを皆さんにお届けできたらと思っています、お楽しみに。  
 

福留 聖樹

1990年代にTUBE斎藤久夫⽒のアシスタントを務めた後、欧州を拠点に活動。2006年より国内ブランド及び⼤⼿セレクトショップに在籍。2018年デイトナ・インターナショナル⼊社。サスティナブルにフォーカスしたコンセプトストア「Firsthand」、渋⾕PARCO内のスタジオ「2G」に参画。

No Comments
freak