「アクションを起こさなければ。」Firsthand ディレクター 福留聖樹
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他では体験できない空間作り、接客でお客様に何かを感じてお買い物を楽しんで欲しい。
ーFirsthandを始めるに至ったきっかけはなんですか? まず、私自身は前職ではモノ作りの現場にずっといました。その際にちょっと汚れていたり、ちょっと傷ついていたり、そんな理由から工場の隅で山積みにされた生地や納品できない商品を沢山見てきました。以前からサスティナビリティ、モノの循環に関心がありましたし、この様な現状を変えたいと思い始めた時には、自然とFirsthandの構想を練り始めていました。



謳わなくても、その行いが、その言葉が自然と当たり前になっていって欲しいです。
ー加速化するサスティナブルムードへどのような期待を持っていますか? アップサイクルやサスティナビリティと謳わなくても、その行いが、その言葉が自然と当たり前になっていって欲しいです。その思考や行為が浸透することで、長くファッション業界の問題とされている大量生産、大量消費、大量廃棄、これらを解決するに至るかも知れません。逆に懸念点もあります、それはひとつのトレンドとして盛り上がり衰えていくことです。これは僕たちがいま直面している課題でもあり、仕事だけでなく生活の一部として捉えアクションを起こしていく必要があります。



福留 聖樹
1990年代にTUBE斎藤久夫⽒のアシスタントを務めた後、欧州を拠点に活動。2006年より国内ブランド及び⼤⼿セレクトショップに在籍。2018年デイトナ・インターナショナル⼊社。サスティナブルにフォーカスしたコンセプトストア「Firsthand」、渋⾕PARCO内のスタジオ「2G」に参画。