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<CHALLENGER×MAGICNUMBER>サーフィンとスケートボードの「ワクワク感」を伝える無敵のコラボレーション

<CHALLENGER×MAGICNUMBER>
サーフィンとスケートボードの「ワクワク感」を伝える無敵のコラボレーション

鎌倉を拠点にプロサーファー兼、俳優として活躍する中村竜が手掛けるストリートブランド<MAGICNUMBER>と、元プロスケートボーダーとして90年代より活躍し続けてきた田口悟が手掛けるストリートブランド<CHALLENGER>がタッグを組み、コラボレーション企画<DIGITALPUDDING>のアイテムを制作し、7月24日よりFREAK’S STOREでリリースを開始する。中村竜によるサーフィン、田口悟によるスケートボード、そして2人の共通点であるモーターサイクルといったカルチャーを背景に展開するこのコラボ。グラフィックキャラクター「DIGITALPUDDING」も登場し、夏にふさわしい楽しげな内容に仕上がっている。ちなみにFREAK’SSTORE渋谷店に併設されたギャラリーでは、POPUP STOREを展開。空間に足を踏み入れたときに肌で感じる、童心に戻ったようなこのワクワク感は一体……。今回の企画について、両者に話を聞いてみた。

カルチャーを背景に成立する、5年に一度のコラボレーション
—<CHALLENGER×MAGICNUMBER>のコラボレーションですが、今回で3回目になるかと思いますが、1回目、2回目はどのようなコラボレーションを行ったのですか?
中村竜:1回目が9年前(2012年)、2回目が5年前(2016年)なので、約5年刻みでやっている感じですね。スケートボードやサーフィン、それとモーターサイクルという自分たちが好きなカルチャーがバックグラウンドにあるプロダクトを作ろうということになって、ウェットスーツの素材を使用したり、サーフTEEを作って。。。
田口悟:ウェットスーツの素材で、メッシュキャップを作ったんです。サーフィンをしながらキャップを被れるようにと。
中村竜:今でも持ってるけど、あれはいい。海の中でも重くならないようメッシュの生地で、サーフィンしながら日焼け防止にもなって、普段も被れるキャップっていう。9年前のときはTシャツも作ったよね。モーターサイクルのハンドルの絵がプリントされていて、実は今回もさりげなくグラフィックに入っているんだよね。
田口悟:そうそう(笑)。
―2回目は2016年になりますね。<RHC>別注アイテムだったと思いますがグラフィックが印象的でした。
中村竜:このコラボレーションのグラフィックは全部、田口くんが描き下ろしてくれているんですよ。2016年のときは、フラガールがスケートボードをしているグラフィックを総柄にしたアロハシャツなんかを作りましたね。
田口悟:そのグラフィックでトート、キャップ、タオルとかも作りましたね。ロンハーマンでの販売でした。
高校の頃から横繋がりのあった2人は、同じスポンサーがついたライダーだった。
—お2人はどこで知り合ったんですか?
田口悟:共通の友人の紹介ですね。
中村竜:最初はレストランで食事したんですよね。たぶん10数年前だと思うけど、そのときにカバのスケートボード・デッキを頂いたんです。この間ラインでやりとりしていたときにわかったんだけど、実はBE’-IN WORKSを通じても知っていたんだよね。
田口悟:僕たち、スポンサーが一緒だったんですよ。
中村竜:<DC>もそうだしね。BE’-IN WORKSは、僕が通っていた高校の近くにあったんですよ。藤沢の本町に。僕はその近くの高校に行っていて、そのとき田口くんはすでにライダーをやられていたんですよね。で、高校のクラスメイトに<T19 SKATEBOARDS>のCHAKA(笹尾弘貴)と、田中健太郎という鵠沼のスケーターがいて。彼らはスケート上手かったよね。
田口悟:かなりヤバかったです。
中村竜:ハチャメチャな高校だったんですけど、俺はサーフィンやってましたけど、その2人がクラスメイトの同じ仲間だったって、そんな話をしていたら、田口くんの高校もすごく近くにあったんですよね。
田口悟:僕は横浜なんですけど、よく鵠沼とか行っていました。
中村竜:銅像前のプールとか。
田口悟:そうそう、あの銅像前のプール(旧プールガーデン前)はよく行っていました。
中村竜:鎌バン(カマバン)とかで滑ったことはない?
田口悟:鎌バンはないですね。
中村竜:ニシさん(デビル西岡)がずっと写真を撮影していた、「鎌倉バンク」っていう伝説的なバンクがあったんです。ニシさんが朝から晩までワイン飲みながらそこで滑って、写真を撮っていたバンクがあったんですけど。
—その頃から、田口さんはスケートボードをしに鵠沼へ行っていたんですね。サーフィンは……?
田口悟:サーフィン、僕はやらないんです。
中村竜:僕もスケートボードはあまりしなかったんですけど、高校のときにつるんでいたのがクラスメイトがCHAKAとケンタロウだったので、よくスケートボードの話は聞いていました。
自分たちのベースにあるカルチャーを、もっと「楽しもうぜ!」
—そして3度目のコラボレーションになりますが、どのようなことがきっかけで、今回のコラボレーションを行うことになったんですか?
田口悟:東京オリンピック開催がきっかけですね。僕たちにはサーフィンとスケートボードというお互いのカルチャーがあって、その2つが東京オリンピックの競技になるから、何か2つのブランドで面白いことができたらと。去年、東京オリンピックは開催される予定だったので、一昨年から進めていたプロジェクトではあるんです。
中村竜:コンペティション(競技)っていうところにみんなの意識が向いている中で、もう少しサーフィンやスケートボードのカルチャーとか、滑ることとか、FUN=楽しいことを思い起こさせることをしたいなという気持ちもあって。もちろんコンペティションも大切なんだけど、もっと自分たちのベースにあるものを「楽しもうぜ!」っていうメッセージを込めて、今回、東京オリンピックの時期に当てたというか。で、誰もが子供の頃に好きでワクワクしたプリンを田口くんが描き起こしてくれまして(笑)。
—ワクワクしますね、プリン(笑)。ところでスケートボードやサーフィンがオリンピックの競技種目になったときは、賛否両論だったかなと思うんです。実際にオリンピック競技になったときは、どう思いましたか?
中村竜:サーフィンに関しては、コンペティションということがグッと出てきてくれたおかげで、もっとアンダーグラウンドの受容性というか、逆に貴重性が出たのかなとは思います。コンペティションがあることにより、カルチャーとアンダーグラウンドにあるフリーサーフィンというものの存在が浮き彫りになってくる。もともとオリンピックがなかったときは、競技も薄っすらとしていたので、幅がグッと出た分、お互いのポジショニングというか、受容性というものが出たのではないかなと思います。もちろんメディアに引っ張られて、スポーツだけのサーフィンを見てしまう人もいると思うんですけど、それはそれでやっていくうちにいつか必ずカルチャーやアート、ファッションなどのアンダーグラウンドなところにも繋がっていくんじゃないかなと思っています。なのでオリンピックは、そこに入っていくフックになればいいなと思いますね。
田口悟:僕もネガティブな部分はないです。スケートボードに関しては、マスでスケートボードをみんなに知ってもらえるいいチャンスなんじゃないかなと思っているんです。僕が小さな頃は、大人になったらスケートボードを辞めなくちゃいけないのかなとか、そういうことを考えたこともあったんですけど、テレビでスポーツとしてスケートボードが流れるということは、スケートボードが世の中に認められるいいきっかけになるのかなと思います。僕自身、始まりはアートやカルチャーとかからスケートボードを知ったので、そっちが好きですけど、スポーツとして認められることにネガティブなことはないと思っています。
—子供たちがTVでスケートボードやサーフィンを見て「やってみたい!」と思うかもしれませんね。
中村竜:昔はなかなか始めるきっかけがなかったじゃないですか。情報も少なかったし、近くに面白い年配の人がいないと始められなかったり、変わったサーファーがいないときっかけがないみたいな。なので、始めるきっかけにはなると思います。
プリン、8ビット、チラシ……子供の頃にワクワクしたあれこれの魅力
—キャラクターに関してですが、みんなが好きなプリンのほかに何か候補はあったんですか?
中村竜:いや、プリンのみだよね。
田口悟:最初からプリンでしたね(笑)。
中村竜:プリンでいこう! としか話していないかも。で、プリン推しなんですけど、自分は意外とプリンを食べないっていう(笑)。だけど、プリンが可愛いのでプリンにしました。
―(笑)。プリンはボードカルチャーの中でよく使われるモチーフだったりするんですか?
田口悟:でもないですね。
―新キャラクター登場みたいな。
中村竜:いいですよね。ペシペシやりながらプッシュしているこの服の感じとか。
―POP UP SHOPのFREAK’S STORE 渋谷店でTV画面から流れている8ビットが可愛いです。この80年代的なファミコン感とでも言いますか……。
田口悟:これも同じく、自分が子供の頃にワクワクした感じを出したいなと思いまして。プリンだったり、ファミコンだったり。今回はそれをミックスしました。
中村竜:今回はチラシもそうだし、プリン、ファミコンとか、8ビットとワクワクしますね。
―FREAK’S STOREさんから頂いたメールに、なんだかどこかで見たことがあるような派手な色の添付があるなと思って画像をクリックしたら、「あれ! チラシ!?」と(笑)。
中村竜:もうそれは狙い通りですよ。チラシに関しては、まず捨てるだろうっていうことまで想像して、少し経って「あの話題の!!!」ってなるように。なので狙い通りです。懐かしい感じですよね。
―やはり、お2人にとって80年代は印象深い年代でしょうか?
田口悟:今みたいにSNSとかなかったんで、いろいろなことにすごく敏感だったというか、雑誌やビデオとかを見まくって、何を使っているのかとか情報を得ていたときですね。
中村竜:そうですね。何か情報を得に店に行ってみるとか、なんかもっと変わった人も多かったですよね。怖い人もいたし。
ー今回の動画は三部作あられますが、各々の映像で伝えたいことやストーリーはどのように考えられたのでしょうか?
中村竜:やっぱり自分たちのベースにあるスケートボードやサーフィン、その競技になる前の大切な「楽しむ」っていう部分を動画で伝えることができたらいいなと。自販機での販売もそうですけど、お金を入れてなくても、怪我していればバンダナが出てくるっていう映像のストーリーとかは、監督の意向がすごく反映されていて。コンセプトのベースにあるのは「楽しもう」ということですね。
FREAK’S STORE 渋谷限定のポスター
ー今回、型数が21型と多めですが、そこには何か理由はありますか?
中村竜:なっちゃったというのが本音ですけど(笑)。FREAK’S側で、こういうのが欲しいというのもあったし、俺たちが作りたいというのもありましたし。
ーポスターが素晴らしいですね!
田口悟:日本で刷っているんですけど、原画が蛍光塗料を使っているのでブラックライトに光るようになっているので、それもポスターでできる限り忠実に表現をしたいなと思いまして。シルクではないんですけど、蛍光塗料を使って版をいくつかに分けてプリントしました。
中村竜:これが100枚限定というのが。誰がこの1枚目を手に入れるのか。
田口悟:ポスターは、FREAK’S STORE 渋谷店にしか売っていないんですよ。
ー渋谷店にはデジタルプリンの原画も飾ってあるんですよね。田口さんはこのサイズのシリーズはもう何年くらい描かれているんですか?
田口悟:結構長いですね。バンダナにしているんですけど、100枚分描いたらこのサイズの本を作りたいなと思っていて。
中村竜:いいね! 今、何枚くらい描いているんですか?
田口悟:80枚くらいなので、もうちょいですね。ブランドが再来年には15周年を迎えるので、その記念で「BANDANALYZE」の作品集を作ろうかなと思っているんです。その中にこのデジタルプリンも入れたいですね。
中村竜:ちなみに1枚目は何を描いたんですか?
田口悟:タコですね。タコファイヤー。
中村竜:あのマフラーから火がバババ!って出ているヤツだ! ステッカーもあったと思うけど、すごく印象に残っている。モーターサイクルのフィーリングも入っているから。
―(デジタルプリンの原画を観て)バナナに乗っていますね。 バナナプリンですね~。
田口悟:そうそう乗り物なんだけど、せっかくだから食べ物がいいと思って
(笑)。
中村竜:それでスプーン手に持ってるからね(笑)。
― ショーツは海用ですね。
中村竜:<MAGICNUMBER>で、「THE SURFERS’ CODE」と言って、パターンから起こしてデザインしているオリジナルボードショーツがあるんですけど、それを使って作りました。これすごくいいですよ。
― これからも定期的にコラボレーションが行われるかと思いますが、これからやってみたいことはありますか?
中村竜:まずは今回をしっかりやって。それで振り返ると5年周期でやっているので、それまでお互いにブランドをしっかり成長させて。ご縁があれば是非やりたいし、俺もサーフィンし続けるので、田口くんもスケートボードし続けて欲しいですね。
― 田口さんはサーフィンをこれからやってみたいと思いますか?
田口悟:サーフボードの絵を描いてみたいですね。
中村竜:描いてもらいたい! スノーボードは<SIMS SNOWBOARDS>でやってるんだよね。すげえ格好よかった。サーフィンも是非。
― 7月24日にリリースされますが、メッセージをください。
中村竜:ユーモアたっぷりですけど、自分たちが表現したいことはしっかり表現させてもらったと思うし、実際にここで見て、手にとってもらって見てもらったりして、買ってもらえたらいいなと思います。で、サーフやスケートの根本になる「楽しもうぜ!」っていうところを感じてもらえれば嬉しいなと思います。
田口悟:はい。同じくで(笑)。