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FREAK’S STORE×hobo プロフェッショナルが制作するMY BAG

 

FREAK’S STOREとhoboのコラボレーションによるMY BAGが販売開始

ファッションのプロフェッショナルが制作するものとして、兼ねてから縁のあるブランド「hobo」とのコラボレーションが実現しました。

今回はMY BAGの一つの楽しみ方としてライフスタイルバイヤーによるタイダイ染めカスタムをご紹介。皆さんも独自にカスタマイズしてオンリーワンのMY BAGを作ってみてはいかがでしょうか?

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従来のノベルティや安価でチープな「エコバッグ」というイメージでなく、「ショップバッグ」として⽇常のあらゆるシーンで長く愛される商品開発をしたいという構想の下、今回のプロダクトが生まれました。

 

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パッカブル仕様となっているため、バッグインバッグとしてコンパクトに持ち歩くことができるだけでなく、ハンドバッグやショルダーバッグとしても使うことのできる2WAYデザインに。「使いやすさ」と他のショップバッグでは実現できない「こだわり」を両立しました。

古着のニュースペーパーバッグにインスピレーションを受けた太いショルダーは肩への負担を減らします。さらに手持ち用のハンドル付き、バッグの口が開かない為のストリングと細部までこだわりが詰まっています。

 

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“TENBOX × ChahChah × Lee Pipes” 90年代後半の記憶から広がる、新しいスタイルのBACK TO 90’s

サーフィン、旅、遊びと、自分たちのライフスタイルを服作りで表現するブランド<TENBOX>と<ChahChah>が、旅をテーマに展開するコラボレーション企画「LONG VACATION」の第二弾が、先日リリースされた。他には無い物作りを追求する彼らがこの度着目したのは、1997年にリリースされた<Lee Pipes>。BMX、スケートボード、サーフィンと、エクストリーム・スポーツが人気を呼んだ時代に、アメリカを中心に人気を博した同ブランドのアイテムを今に復刻。この斬新なプロダクトがFREAK’S STOREにて先日リリースされたことを記念し、TENBOXディレクターのPIGU氏、ChahChahディレクターのYUTA氏、そしてFREAK’S STOREメンズバイヤーの天沼に話を聞いてみた。

 

見た瞬間に「超90年代じゃん!」という感じで、すんなり自分の中に入ってきました

―2019年にリリースされた“TENBOX × ChahChah × Lee WESTERNER”のコラボレーション・アイテム以降の第二弾になりますが、今回は何故Lee Pipesを選ばれたのでしょうか?

YUTA:前作のWESTERNERの件でLeeへ打ち合わせにいった際に、ちょうどLee Pipesの復刻の展示会を社内でやっていたんですよ。そのときに、初めて復刻されたLee Pipesを見て、どちらからともなく「ヤバイね、これ!」という話になって。というのも、僕たちが90年代のカルチャーを通ってきた中に、こういったデザインのものが多く見られたんですよ。それで「懐かしいねと」という話になりまして、今回Lee Pipesで何かできればと思い始まりました。

―Lee Pipesの復刻を観て、当時の記憶が蘇った感じでしたか?

YUTA:そうですね。このパンツなんかはそうなんですけど、こういったナイロン製の海パンを履いてサーフィンへ行っていた時代だったりもするんで。この切り返しのデザインやカラーなんかが、見た瞬間に「超90年代じゃん!」という感じで、すんなり自分の中に入ってきました。

―PIGUさんはLee Pipesを知ったのはいつでしたか?

PIGU:当時は僕はこういう格好はしていなかったんで、別のルートでLee Pipesの存在を知ったんですよ。TENBOXを3年前にはじめてアメリカへ行くようになったときに、周りの友達の古着屋の人たちがLee Pipesとか、JNCOとか、90年代後半にバギーなタイプのパンツを出していたアメリカのブランドをバイイングするようになっていて、それで知ったんです。アメリカでは、90年代のサーフブランドとかがネクストヴィンテージと呼ばれていて注目されているんですが、それをヒップなビンテージショップでバイイングをしている。それが気になっていて、なんかやりたいなとはずっと思っていたんです。そのときにLee Pipesの展示会で観てすごくいいなと思ったんですね。でもそのとき自分としては、カリフォルニア発のイメージよりも、VOLCOMがアメリカ製で90年代に日本へ入ってきたときのことを思い出して。僕は2001年からアメリカに行っているので、僕の90年代はアメリカよりも確実に日本のカルチャーなんです。なので、その日本のカルチャーのような感じでやってみたいなと。

90年代後半、サッカーをやりながらサーフィンもしていたYUTAさん。当時はBOONや、Fineなどの雑誌を見て古着を漁ったり、そこで先輩たちがgoro’sをしていた姿に憧れて、goro’sを集めるようになったそうだ。

 

今回は日本のカルチャーとして、東京の面白さを発信できれば

―FREAK’S STOREよりリリースされるにあたり、メンズバイヤーの天沼さんはどのように今回のプロダクトを伝えていきたいなと思いますか?

天沼:FREAK’S STOREとしては、格好いいものを作るだけではなく、その背後にあるストーリーの提案や、人を感じられるようなモノ作りをしてお客さんへ伝えていきたいなと思っているんですが、前回の「LONG  VACATION(通称:ロンバケ)」という旅の中のストーリーの続きとして、Lee Pipesを通じてのモノ作りへの思いを紹介できればいいなと思っています。もうひとつは自分ごとになってしまうんですけど、’97年は僕はまだ中学生になっていない時期だったので、あまりファッションを気にしていなかったんですけど、当時はサッカー部の先輩から教えてもらったり、雑誌の中で見たこういった配色にインスピレーションを受けていたので、今回のプロダクトは懐かしくもあり新鮮だなと感じました。あの時代の日本を今の若い子たちは知らないと思うので、日本が生み出したミックス・カルチャーをプロダクトを通じて伝えることができたらいいなと思っています。

―確かに「Fine」や「BOON」など、90年代の雑誌を思いだしました。PIGUさんはいかがですか?

PIGU:海外のローカルカルチャーを発信していくのが、これまでTEXBOXがやってきたことなんですけど、今回は日本のカルチャーとしてやる感じですね。アメリカで始まったものなんだけど、そのとき自分たちは東京にいて、東京がすごく面白くてっていう感じだったんで。その頃の日本のギャルなんかは、世界的なカルチャーにもなっているし、そういうイケてるカルチャーがあるってことを若い人たちにも伝えられたらいいなと。あとたいてい90年代好きな当時を知る人たちは裏原を通っていると思うんですけど、僕は通っていないんですよ。で、こういう感じはファッション業界的にはダサいイメージがあったと思うんですけど、自分はそこに影響をものすごく受けているので、それを今Lee Pipesを通じてできることが嬉しいですね。

90年代後半当時良く聴いていたのは、浜崎あゆみのベスト盤。90年代の日本を語る上で欠かせない重要なアルバムとPIGUさんは捉えている。

 

―アイテムのご紹介をして頂けますでしょうか。まずはショーツの魅力からお願いします。

YUTA:Lee Pipesの復刻ラインで、インラインのショーツが作られていたんですけど、それを僕たちのライススタイルに寄せるためにデザインし直しました。当時のウォークショーツはボタンフライなんですけど、これは海パンとしても履けるようにレースアップにして、マジックテープ仕様にしました。今のサーフショーツってポケットがなくて、すごく伸びるような素材ばかりなんですけど、当時の海パンはポケットが付いていたのでバックポケットを付けて、海から上がってそのまま遊ぶぞ! みたいなそんなイメージのウォークショーツに仕上がっています。

PIGU:これ大人の事情で「海パン」とは言えないんですけど、海パンが欲しくて作ったんですよ。基本これを外で履く人がほとんどですけど、このノリのが今はないし、僕は海パンとして履こうと思っていて。水陸両用のパンツはよくあるんですけど、たいてい陸メインで水辺でチャプチャプするくらいの感じなんですよね。だけど、サーファーであればそのまま海パンで1日中海パンで過ごすことがあると思うので、それでタバコや携帯とかを持ち歩けるようポケットを付けたりしたんですよ。僕はこれまでに何度も言っているんですが、TENBOXでは何の為に作ったのかが重要なんです。リアルでないと絶対に残したくないし、それをファッションでやっているというか。

ネオンカラー、裾部分に縫製されたロゴ、スタイルは台形型と90年代ならではのデザインが魅力のパンツ。

 

―ジャケットに関して、どのようなイメージでデザインをしましたか?

PIGU:コーチジャケットとか、スイングトップみたいなサラっとしたものが好きで、それで2人で羽織を作るとしたら何がいいか話をしてこれができ上がりました。ジャケットに関しては当時のものがなかったので、まったくオリジナルで作りました。イメージは同じジャケットを着ている60年代、70年代とかのサーフィンのチーム。あとはこういう素材なんで、旅に行くときもシワを気にしないで着られるので好きですね。あと「ロンバケ」は旅をテーマに作っているんで、でかい内ポケットが2つ付いていて、ハンドポケットも付いていているので、これで手ぶらで行動できますよ、みたいな感じで作ってみました。

手ぶらで過ごすことができるよう、ジャケットの内側に大きなポケットを付けた。

 

今でいうわざとらしい加工ではなくて、90年代当時の感じが出ているかなと

―オーバーオールはいかがですか? YUTAさん担当かと思います(笑)。

YUTA:僕はオーバーオール大好きなんで、常にオーバーオールなんですけど(笑)。もともとオーバーオールは作業着なので、機能性を重要視した服なんですよね。で、こういうエクストリーム系のオーバーオールってこれまでにあまり見たことがなくて…その異素材のコンビだったり、バギーシルエットだったり。もともとガラケーを入れるポケットが付いていたのを、今回はiPhoneが入るサイズにしたり、ニーパッチもポケットにしたりと。僕だったら海に行くときにポケットにワックスを入れておくとか。そう考えると、なんか新しいオーバーオールなんですよ。パンツは結構ワイドなバギーですけど、女の子が着てもかわいいと思います。あとは今でいうわざとらしい加工ではなくて、ストーンウォッシュがそのまんまみたいな、当時のデニムのイメージが出ていて、それだけでも90年代の感じが出ているかなと僕の中ではしています。

デニムにナイロンという素材違いが魅力。時代に合わせiPhoneが入る大きさにポケットを進化させた。

 

―3つのアイテムを着こなすとしたら、提案はありますか?

YUTA:ルックでは、めっちゃ不良な感じで501の少しボロボロのデニムにタックインして、ジャケットを羽織るみたいなスタイルを提案したんですけど、当時はそういう感じではなくて、バギーパンツに合わせる感じだったと思うんです。だけど、今はなんか細身のパンツだったり、それこそスラックスだとか、そういうのに合わせるのも新鮮だなと思います。

天沼:当時っぽい配色で、一見カジュアルな感じなので、FREAK’S STOREが提案しているアメリカのカジュアルにはハマるかなと思います。それと、’97、’98年あたりは裏原が全盛期だったので、細身のスタイルが僕の世代では多かったんですね。なので、今日みたいに真っ黒な細身のスタイルに、あえてこのジャケットのような色物を合わせたら、少しモードに着れるので格好いいかなとか。

YUTA:僕自身は、こういったストリートのものをあえてウエスタンに合わせたりするのもいいなと思ったりしています。だけど、がっちりウエスタンだとやりすぎ感が出てしまうので、切りっぱなしのデニムにウエスタンブーツを履いて、Tシャツにジャケットを合わせて、あとは小物で仕上げていく。全体的にウエスタンな格好なんですけど、ジャケットはなんだかストリートだよね、みたいな。当時付けていたアクセサリーも、今のスタイルに落とし込んでみるのもいいかもしれません。

サーファーだったYUTAさんはAlohaや、VOLCOM、FLESH JIVEなどのTシャツにgoro’sのジュエリー、そして当時大人気だったOAKLEYのサングラスと、SHARKのウォッチを付けていた。

 

PIGU:僕も天沼さんに近い感じですね。足元はスニーカーを絶対に履かない。僕は革靴は基本ローファーなんで、ローファーに真っ黒いこれを羽織るみたいな。デニムも一切履かないんで、スラックスとか真っ黒なチノパンとか。それとジャケットの裾の部分をキュッと絞って、丸いシルエットにして着ています。着こなしでは、自分っぽいということを毎回意識しているんですけど、Lee Pipesというだけで足されていくので、他のストリートブランドとは合わせたくないですね。

―ご自身で買うとしたら、どのアイテムを買いますか?

PIGU:僕はジャケットとショーツのセットアップ。だけどセットアップで着るのはトゥーマッチな感じがするので、別々で着ます。

YUTA:僕はやっぱりオーバーオールですね。担当なんで(笑)。

天沼:これから暑い季節になるし、自分が持っていないという点ではショーツがいいですね。普段は<Patagonia>とか<Levi’s®>の切りっぱなしとかを着ることがあるんですけど、こういう艶っぽい色の感じのものは持っていないので着てみたいと思いますね。

ワイドなタイプのジャケットの裾を絞って着るのが、PIGU流の着こなし。

 

「LONG VACATION」同様、機能的なポケットを付けたりと実用性の高いコレクションになっているかと

―最後にアイテムがリリースされるにあたり、メッセージをいただけますでしょうか?

天沼:今日のインタビューを聞いて思ったんですけど、Lee Pipesがリリースされた時代を知っている人たちは、思い出しながら着てもらったら楽しんでいただけると思います。あとは男女性問わず、世代も若者から大人の方々まで対応出来ると思うので、是非このインタビューを思い出しながらFREAK’S STOREへお越し下さい。

YUTA:僕的には、懐かしいデザインから生まれたアイテムではあるんですけど、「LONG VACATION」同様、機能的なポケットを付けたりと実用性の高いコレクションになっていると思うので。それとこのネオンカラーに懐かしさを感じる人も多いと思いますが、逆に今新鮮なのではと思います。なので当時を知っている人には、今の感じに合わせて着てもらいたいですし、逆に若い子たちには、こういうのもあったんだって感じで着てもらえたら嬉しいですね。

PIGU:ジャケットに関して、夏は暑いから着てられないと思うんですけど、ショーツに関しては、お客さん的にも「暑いしな」「海パンだな」ってなると思うんですよ。でも確実に、秋口になったらジャケットも買っておけば良かったなってジワジワ感じると思うので。なんでセットアップで買った方がいいのではと思います。宜しくお願いします。

Text_Kana Yoshioka

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多様な姿を見せるAZUSA IIDAの想いをTRUNKに。

鮮やかな色彩と一度見たら忘れられない独特のタッチで雑誌やCDジャケット、ブランドとのコラボレーションに引っ張りだこのイラストレーター AZUSA IIDA。2016年の初個展を皮切りに、積極的に個展を開催し、着実にファンを獲得してきた。そんな彼女の作品にバイヤーが一目惚れしたことからはじまった FREAK’S STOREとのコラボレーション。自身初となるウィメンズウェアをはじめ、Tシャツやトートバッグ、iPhoneケース、ステッカーといった豊富なマーチャンダイズが揃えられた他、渋谷のOPEN STUDIOでは「TRUNK」と題された個展も開催。18個のミニトランクが展示された。アーティスト本人も在廊した開催初日、もう3月だというのに降り始めた雪に負けず、展示に訪れたファン一人一人に笑顔で挨拶する様子から彼女の人柄のよさが伺い知れる。そんな彼女の魅力を伝えるべく、今回のコラボレーションから彼女の作品やルーツについて話を聞いてみた。

商品を作るだけでなく、きちんと世界観が伝わる空間を作りたい。

ーまず今回のコラボレーションのきっかけを教えてください。

もともとわたしの作品を見てくださっている方がいて、そこから今回のコラボレーションのお話をいただきました。展示をベースに活動をしているので、そこから今回のように新しい繋がりやお仕事に繋がったのだと思うととても嬉しいですね。

ー展示を非常に大事にされているとお伺いしました。

今回のコラボレーションも商品を作るだけでなく、ギャラリーでの展示を含めたイベントだったことがとても大きいです。また、きちんと世界観が伝わる空間を作りたいと思いました。

ー今回の展示のテーマは、「TRUNK」ですよね。ずばりトランクケースのことですか?

そうですね。もともとはわたしがトランクに貼られている色々なステッカーに惹かれているところから出発しました。あとは、古くなったトランクとか。そこに自分なりのアートを落とし込めたらいいなってずっと思ってたんです。今回お話をいただいたときに、ギャラリーも使えるコラボレーションだったので、立体に挑戦したいなと思いました。

ーこれまでもレシートを使うなど、立体作品にも挑戦されてきましたよね。

常に描きたいものや使いたい素材、場所があるんです。色々なことに興味があるので、メモに残したり、自分の作品としてどう落とし込めるかを考えています。今はそれを一個ずつクリアしていっています。やりたいことは増え続ける一方ですが。(笑)

ーそして今回そのアイディアのひとつであったトランクが実現したんですね。

本当に光栄でした。今回はトランク自体を一から制作、ペイントした作品で製作期間は2ヶ月くらいでした。話が決まったのはもう少し前のことだったんですが、何をやるか、どうすれば形になるかなどの構想にかなり時間をかけました。

刺繍での線画が繊細に落とし込まれていて、とても新鮮。

ー今回はご自身では初となるウィメンズのアパレルにも挑戦されたんですよね?

これまでもデザイナーさんと組んで様々な商品を発表してきましたが、ウィメンズとしてのコラボレーションは初めてでした。以前挑戦した刺繍の作品をバイヤーの方が気に入ってくださり、その作品を柄として生地にしていただきました。私の作品はカラフルなものが多いのですが、刺繍での線画が繊細に商品に落とし込まれていて、とても新鮮でした。

ーカラフルな作品の印象が強いので、確かに新鮮でした。一方、Tシャツはカリフォルニアを感じるような鮮やかなカラーリングに仕上げられていますね。

FREAK’S STORE のルーツに繋がる場所や創業年を今回は取り入れ、トランクに貼ってある古いステッカーをインスピレーション源にデザインしました。

ー人を題材にすることにこだわる理由ってあるんですか?

人のファッションを見て、シルエットや色、柄、それをメモしては作品に落とし込んでいく作業が楽しいです。そして描く人物に感情移入したりストーリーを想像しながら描くのが好きなんです。

—飯田さんの作品って鼻が特徴的でどこかコミカルですよね。何か子供の頃にみてきたものから影響を受けていたりするんでしょうか?

あるかもしれません。クレイアニメが好きだったので、そこから影響を受けているのかも。(笑) 意識して、というよりは描いていくうちに自分の中でも好みのバランスや描き方が確立していき特徴になったのだと思います。

絵を描くことが仕事になっている父を見て、ずるいなと。(笑)

ーもともとお父様もイラストレーターだとか。

父親も姉も芸術関係だったので、幼少期からテーブルの向かい側に座っては真似をするように絵を描いていました。絵を描くことが仕事になっている、ということが羨ましくてずるいなと思って。(笑)将来は自分もそうなるんだ!と強く思っていました。

ーなかなか全員が出来る仕事じゃないですもんね。アパレルで働いたのは他の業種を挑戦してみたかったから?

そうですね。ひとつの経験として就職活動をし、社会人になりました。好きだったものが音楽とファッションだったので自分の中の好き!に絞って就職をしました。

ーなるほど。今回もFREAK’S STOREのルーツをうまく作品に活かしてますよね。

それは絶対に大事にしています。自分がやりたいことだけではなく、相手の歴史や理念を読み取って、空間に反映できるようにいつも意識しています。

ーファッション界って商業的になりがちなところもありますが、難しく感じたことはありませんか?

やはりアパレルだけとなると難しい部分もある思うんです。だからこそ、アートが求められる事はとても嬉しく、そこから何か新しいものに広げられたらいいなと思っています。ただ絵を提供して商品ができる、だけではなく、こうして一点ものの作品と共にアパレルが生まれるのは熱量が全然違いますね。アートと絡めることによって洋服も特別なアイテムになると思うし、どちらも手に取ってもらえたらいいなと思いながら作っています。

ーご自身の個展もありますもんね。たくさんアイディアがあって、コラボレーションもあって、休む暇がなさそうですね。

そうですね。去年は、「dig dug」というタイトルで版画に挑戦した個展を開かせていただきました。初めてZINEも発表しました。展示の度に全然違う表現を行うので、次は何をやるんだろう、と楽しみに足を運んでもらえると嬉しいです。大変な時期もあるけれど、やりたいことはたくさんあります!今は一人でも多くの人に知ってもらえるように幅広く活動していきたいなと思っています。

 

 

Text_Manaha Hosoda

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井浦新と共に追求する、デニムのルーツとは -CHAMEN PROJECT-

デニムのルーツである茶綿の魅力を伝えるプロジェクト『CMP(=CHAMEN PROJECT)』のコレクションがリリースされ、それを記念したイベントがFREAK’S STORE渋谷店で開催された。会場では茶綿デニムを使ったカラビナ作りのワークショップが行われ、『CMP』の中心メンバーでもある俳優・井浦新氏も登場し、会場を盛り上げた。そこで今回は、井浦氏に茶綿デニムの魅力と本コレクションの見所についてお話をうかがった。

 

−まず、『CMP』とはどのようなプロジェクトなのでしょうか?

CMP=CHAMEN PROJECTという名の通り、ヴィンテージジーンズなどで使われていた茶綿デニムの魅力を広く伝えることを目指して発足したプロジェクトです。以前、茶綿デニムを開発したカイハラデニムさんから、茶綿の良さを多くの人に伝えていきたいというお話を聞きました。僕自身、デニムのルーツに興味があったので、そのお話に共感し、一緒に『CMP』を立ち上げることになりました。

−その後、さまざまなメンバーが集まって構成されていると。

カイハラデニムさんをはじめ、僕がディレクションを行なっているブランド「ELNEST CREATIVE ACTIVITY(エルネスト クリエイティブ アクティヴィティ)」、そしてデニムの縫製・加工を手がける「SAAB(サーブ)」、他にもスタイリストやエディターなどデニムのスペシャリストやデニム好きな人たちで構成されています。

−井浦さんにとって茶綿の魅力とは何でしょうか?

現代の真っ白なコットンと違って、茶綿はやや茶色がかっていてデニム生地にした時に独特の深みのある色合いを見せます。また、色落ちした時の色合いも味わい深い。ジーンズが初めて誕生した時に使われていたデニムの原点とも言える素材であること自体にも魅力を感じます。

−今回のコレクションの出来栄えはいかがですか?

ファッションの最先端を行くFREAK’S STOREとデニムのルーツを追求する『CMP』、両者のいいところが上手く融合した形になったと思います。オーバーサイズなどトレンドを押さえたデザインはFREAK’S STOREらしいと思いますし、茶綿の良さもちゃんと表現できている。こういう新しい化学反応を起こして茶綿の魅力を引き出すことが『CMP』の目的でもあったので満足しています。

−井浦さんが感じる、アイテムの魅力を詳しく教えてください。

ジャケットとパンツ2種類の計3型があり、それぞれ3種類の異なる生地で展開していますが、まず茶綿デニムという素材に注目して欲しいですね。一番色が濃いワンウォッシュの生地は、デニムを育てていく楽しさをじっくり味わえます。この色の濃さから、5年、10年、20年と長い付き合いで色の変化を楽しめます。

次に、色落ち加工をほどこしたモデルは、色落ちのベースができているからこその楽しみ方ができます。例えば、さらに色を落としていきたいところを手で擦ったりしながらジャケットを着続けて5年間洗うのを我慢する。そして5年目にジャケットを着たままお風呂に入って水洗いして乾かす。その時に5年間蓄積された色落ちが一気に表れる。そんな着方もおすすめです。

個人的にいち押しなのがカイハラデニムが独自に開発したヒッコリー生地です。一見すると普通のヒッコリーですが、よく見ると異なる種類のヘリンボーンが織り込まれているんです。そのため、洗いをかけていくと複雑な凹凸が生まれて生地がどんどん表情豊かになっていきます。

−おすすめの着こなし方はありますか?

同じ生地でセットアップで合わせるのはもちろん、上下で異なる生地を組み合わせても楽しめます。オーバーサイズなのでインナーで遊べますし、思いっきり腕まくりしても様になります。暑い時期はTシャツやカットソーの上からざっくり羽織るのもいいでしょう。パンツの場合、ワークやアウトドア系のタフなブーツはもちろん似合いますが、あえて素足にサンダルを合わせた涼しげなスタイリングもマッチします。

−本コレクションを通して伝えたい想いはありますか?

FREAK’S STOREに来る若い世代の中には、まだ洋服と一緒に育っていく経験をしたことがない人も多いと思います。常に新しいものや次のトレンドを追っていく現代のファッションの中で、そんな人たちに今回のコレクションが一緒に時間をかけて育っていく初めてのアイテムとして届けばいいと思います。そして、それをきっかけに茶綿という素材に興味を持ってもらえると嬉しいです。

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ピュアな憧れを追いかけて。芸人・上田歩武は刺繍をする。

芸人と刺繍職人。グッドウォーキンの上田歩武は、そんな二足のわらじを履く。お笑い芸人である彼が毎日せっせと刺繍の針を刺す理由は、どこまでもピュアな思春期の憧れにあるという。好きなことを突き詰め続けると、ときとして思いもよらない景色に出会える。彼の等身大の言葉は、そんなことを教えてくれた。

まだ何者でもない。高円寺の居酒屋にたむろしているような夢を追う人です

ー上田さんって、普段はどんな風に自己紹介するんですか?

グッドウォーキンの上田です。刺繍芸人です。って説明するんですけど。ときどきフリーターって言っちゃいますね。謙遜というか、ちょっとまだ照れるところがあって。

ーどうしてなのでしょう。

芸人としても、刺繍の職人としても、まだまだ途中だと思っているんです。どっちもやってるから、「アメトーーク!」に出られたりしているんだけれど、これからだぞ!という思いがあります。

ー刺繍をはじめたきっかけは失恋だと過去のインタビューで話されていますが、そのときから刺繍と芸人でやっていくぞ、という思いがありましたか?

いえ、ぜんぜん。当時付き合っていた恋人が刺繍をやっていて、教わりたかったんですけど、その前にフラれてしまって。とにかく没頭できることが欲しかったんですよね。当時はバイトと月二回のお笑いライブのルーティーンをずっと続けていて、すごく息が詰まっていたから、何かやりたいなと思って。

ー刺繍が心の拠り所になっていくんですね。

刺繍しているときはかなり集中するし、良いきっかけにもなりました。僕はM−1グランプリ18浪人中で、芸人としてはまだ何者でもない。高円寺の居酒屋にたむろしているような夢を追う人です。でもそこに「刺繍をやっている」っていうのが乗っかると、少しだけ興味を持ってもらえるんですよ。インスタグラムが名刺になりました。刺繍とインスタ、やっててよかったな。

ー刺繍をするとき、上田さんはどんな感覚なんですか?

刺繍は塗り絵だと思ってます。色を塗る時って、線を重ねて面にしていくじゃないですか。それといっしょ。一本一本の糸を集めて、面を作る感覚なんです。最初に挑戦するときは難しいかなと思ったんですけど、塗り絵だ!って思ったら意外といけたんですよね。

ーなるほど。そういう感覚で捉えたことはなかったですね。

あとは立体的だったり、触り心地が独特だったりするのがいいですよね。見てくれる人にはよく「上田さんの刺繍は味があっていいですね」って言ってもらえます。僕はただ一生懸命やっているだけで、味のある表現にしよう、とかは考えてないんですけど(笑)。

ー上田さんならではの味が魅力になっているという。

このあいだ母親から電話があって、「あんたなんか最近上手くなってない?あかんやろ!」って叱られました。そのくらい、下手さが大事みたいですけど、365日毎日やってるんだから、そりゃちょっとは上手くなるやろ!って。

アルバイトをしてなんとかスニーカー買ったりしていた頃の延長戦をやってる

ーモチーフのチョイスは、カルチャー好きな男の子らしいですよね。

やっぱりファッションがベースにあって、自分が見てきたスニーカーとかカルチャーネタとかを「おもしろいんじゃないかな」っていうシンプルな発想で刺繍にしたり、紙粘土でつくったりしています。説明したり、インスタでハッシュタグをつけたりもしないんですけど、みんながわかってくれるのがうれしいですよね。「あ、これはカートコバーンだ!」とか、「マイケルジョーダンだ!」って、伝わるから、みんな賢いな〜って。イメージする力はすごいですよね。

ー思春期にハマったものをいまだ追いかけている感覚ですか?

まさに思春期を取り戻していく感覚ですね。アルバイトをしてなんとかスニーカー買ったりしていた頃の延長戦をやってるんですよ。今もそんなにお金はないんですけど。

ー突っ込んだ質問をさせていただくのですが、刺繍だけで生計を立てているんですか?

今は刺繍で生活できています。でも、かなりきついですよ。一つ一つ手でやっているから大量生産できないし、ベースになるキャップとかTシャツも、僕が自費で仕入れているし。なんとかやってますけど、アシスタントになってくれる人いないかな…。

ーアシスタント募集しましょう。この記事で。

あ、嬉しいです。もし希望の方いたら、インスタにメッセージください。

ーたとえば、AIが自動で刺繍をつくれるようになったらどうします?

すぐ頼みます。でもたぶん最初は叱るでしょうね。AIはめちゃめちゃきれいにやっちゃうと思うので、「おれっぽくないやん、ちゃんと下手にやれよ」って叱って、学んでもらいます。

ーあ、「上田さんっぽさ」をAIに学ばせていくんですね。

きれいにやったら僕らしくないんで。僕らしさを学んでいいかんじにやってくれたら、ラクできていいなあ。AIにも個性があっていいとおもんです。賢いやつ、上手なやつ、下手なやつ、サイコパスなやつ。よくわかんないですけど(笑)。AIが僕らしさを覚えてくれたら、あとはたばこ吸いながらのんびりしますね。

サボらず、ハマり続けよう

ーこれから刺繍の他にやりたいことはありますか?

もちろん芸人としてもっとテレビに出たいし、憧れていた人と仕事したいです。ヴィヴィアンウェストウッドとか、アンダーカバーのジョニオさんとかに会いたいですね。単純に自分が憧れてきた、一時代を築いてきた人たちに対するリスペクトがあります。

ーピュアな思いが変わらずにあるんですね。

バリバリありますよ。モテたいとか。

ーモテるんじゃないですか?

いや、ぜんぜん。展示に会いに来てくれる人はいますけど、それがモテにつながるわけじゃないし、まあモテたいっていうか、楽しくやっていきたいですよね。

ー今回の展示では、スニーカーをモチーフにした立体作品もありますが、マイベストスニーカーを3足選ぶとしたら、何にしますか?

スーパースター、エアジョーダン1、コンバースのオールスター…いや、ジャックパーセルかな。スーパースターとジャックパーセルは、昔からめちゃめちゃ履いていたので。ジョーダン1はとにかく憧れてました。憧れすぎて、ジョーダン1のシューレースの紫がかった青を再現したくて、自作したこともあります。

ーどうやったのでしょう?

白いシューレースをダイロンっていう染色材で紫に染めました。ユーズド感も出したかったから、染めたあとにハイターにちょっとつけてみたりして…。ソールもわざと黄ばませたくて、そもそもスニーカーのソールって、なんで黄ばむんやろ?って思って調べたら、「日光と洗剤の残りが反応して黄ばむ」ってことがわかったから、黄ばませるために洗剤を買ってきて、筆でぬって、ベランダに置いて…。

ーものすごい凝り性なんですね。

一度ハマると、とにかく没頭してしまうんですよね。でも、そうやって没頭してきたことがつながって、今こうして刺繍のポップアップをやらせてもらえている。これからもサボらず、ハマり続けようと思います。

 

Text_Taiyo Nagashima

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ローカリズム再考「美少女カレー最高!?」

現在、国内18都道府県41店舗を展開するフリークス ストアにおいて、昨年オープンしたビルボードプレイス新潟店でコラボ企画が行われた。

今回は「街に美少女を増やそう」という宣言のもとに作られる、街のリアルな写真集『新潟美少女図鑑』との連動企画に関して同店の石谷店長に話を聞いた。

意外性があってクセのある、絶妙な遊び心で成立させる。

新潟と言えば、で思いつく「米どころ」「日本酒」「雪国」「スキーやスノボ」ではなく、また、セレクトショップらしい真っ当な取り組みとしてCAPTAIN STAGやSnow Peakといった新潟生まれのアウトドアブランドとのコラボでもない選択をした。

「新潟は、東京まで新幹線で2時間。ショッピングのためだけに、年に数回は都内に行くという方も少なくないんです。じゃあ、フリークスの色ってなんですか。ということを知ってもらう企画が必要でした。」

そんな新潟店と隣接するバスターミナルビル内には「アメトーーク」「秘密のケンミンSHOW」などでも紹介された立ち食いそばのカレーを求めて連日、行列を連ねる名所がある。

「フリークスなら、新潟をこう切り取りますよ。という姿勢を見せたかった。だって、意外性があってクセのあるスタイリングを、絶妙な遊び心で成立させる。それがフリークスのスタイルかなと。少なくとも僕は、そう思っています。」

出店エリアで隣接しているB級グルメをセレクトし、しかもアウトプットする際のパッケージングにも、ひと工夫を施した。

真面目にふざけるというか。そういった感じの温度感が伝われば。

そして完成したのが、新潟発祥のフリーマガジン『新潟美少女図鑑』をフックアップした、限定パッケージのレトルトパック。また同時に、オリジナルのロングT-SHも制作し、新潟店限定で販売した。

「B級グルメと美少女。この組み合わせ、嫌いな人っていないじゃないですか。それをフリークス ストアが、真面目にふざけるというか。そういった感じの温度感が伝わればと思います。」

販売に際しても『新潟美少女図鑑』のモデルオーディションも同時開催。店内でのインストアイベントを開催し、オーディションで選定した。告知ビジュアルも、地元の子たちでパッケージングをした。

全国エリアの「ローカリズム」を再考。

オーディション参加者には、前述の限定パッケージのレトルトパックをはじめとしたフリークス ストアのノベルティをプレゼント。

「イベントの参加者だけでなく、それを見ていた方、SNSで知った方の反応も良かったです。その後、来店された方ともイベントのことが話題になって会話も弾みました。ちょっと笑いながら『面白いですね』って感じで。真面目なコラボじゃなくて、遊びの部分が受け入れられた気がします。」

フリークス ストアでは、今後も全国に展開するエリアの「ローカリズム」を再考し、その都市に寄り添ったプロジェクトを通して、地域の魅力を掘り起こしていきたいと考えている。この「FREAK」での発信もお見逃しなく。

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クラフトビールブランド「BREWBASE」とコラボレーションした“遊びのためのビール”「FREAKS」って?

フリークス ストアが、クラフトビールブランド「BREWBASE」とコラボレーションをし、“遊びのためのビール”をテーマに、クラフトビール「FREAKS」を8月10日より発売。今回こうしてフリークス ストアとBREWBASEがコラボレーションすることになったのは、フリークスストアの社内で、「BREWBASEのビールをフリークス ストアで提供したい!」という声があがったのがいちばん最初のきっかけだったそう。

一体どのようにしてこのクラフトビール「FREAKS」が生まれたのか? 今回はこのオリジナルクラフトビール制作に携わった、「TRANSPORTER」の創立者の田嶋伸浩さんとBREWBASEのディレクターを務めるナカムラサンタさんに話をお伺いした。

田嶋伸浩
元建築設計士でありファッションスタイリストであり、アパレルデザイナーでありグラフィックデザイナーでもあるが、20歳のときポートランドを訪れ、クラフトビールカルチャーに感銘を受け、6年程前からビール事業を手がける。国内外のクラフトビールフィールドにおいて、プロデュース、コンサルティング、マーケティングなどの仕事を行う。クラフトビアマガジンTransporterの発行人であり、現在ではスタイリスト、デザイン関連、メガネ、洋服などの製造・販売を手がける会社ALIAS LLCも経営する。
ナカムラサンタ
BREWBASE ディレクター / 酔っぱライター 
メディア・広告業界を中心に活動するフリーライター。趣味のクラフトビールを極めるために雑誌でビール関連記事を企画し、その際に出会った田嶋氏とともにコラボレーションブランドBREWBASEを立ち上げる。「遊びのためのビール」をコンセプトにビール開発・宣伝を行い、ビールの楽しさを広めるために日々飲み歩いている。

−まず、今回どうしてフリークスストアとのクラフトビール作りを行ったのか、経緯を教えてください。

フリークス ストアサイドから、「シーズンの展示会の時にBREWBASEのビールを提供したい」とオファーを頂いたのがきっかけです。 “ただ洋服を売るのではなく、ファッションを通してライフスタイルを提案する”フリークス ストアの考え方には、BREWBASEの持つ考えと共感する所があったんです。ビールの提供やグッズについて話していくうちに、「もうオリジナルのクラフトビールも作っちゃう?」と。根本的な考え方が似ているからなのか、自然と話が膨らんでいきましたね。

−これまでBREWBASEさんでは色々とビールを作られてきたかと思いますが、この「FREAKS」を作る上でこだわったところやおすすめしたいところを教えてください。

世界のクラフトビールシーンで大流行しているNEW ENGLAND IPA(以下、NE IPA)というスタイルで、苦味を抑えた柑橘系のジュースのような味わいが特徴のビールです。今回は8月に発売だったので、アルコール度数は控えめに、暑い日にもゴクゴク飲めるスッキリとした味わいにしました。とても飲みやすいビールなので、ビールが苦手な人にもチャレンジしてほしいですね。『HB431』という新種のホップも使っています。

−“遊びのビール”がテーマになっていますが、そのテーマを設定したのはなぜですか?

そもそもビールは楽しい飲み物だと思います。いちいちウンチクを並べたりだとか、かっこつけなくていいお酒だなと。「とりあえず乾杯して楽しい時間を過ごそう!」みたいな、フランクな感じがビールの良さだと思うんですよね。キャンプでも野外フェスでも映画やスポーツを観ながらでもいいんですけど、自分の好きなことを美味しいビールと一緒に楽しめたら最高じゃないですか?そんなそれぞれの楽しいシーンで、このビールを片手に過ごしてほしいなという気持ちを込めてこの“遊びのビール”をテーマ設定にしました。特にキャンプなどのアウトドアのシーンではこのビールはぴったり。ホップの瑞々しさというか、ビールのナチュラルな味わいが一層引き立つと思います。

−クラフトビールのパッケージはオシャレでスタイリッシュなイメージが強いですが、今回タイダイ柄のパッケージにした意図を教えてください。

クラフトビールのパッケージって、結構こだわっているものが多いですよね。 BREWBASEではビールをただ消費するのではなく、ひとつの体験として楽しんで欲しいと思っています。だからこれまでも“ジャケ買い”したくなるようなデザインにこだわって、クラフトビールを作ってきました。今回のデザインを手掛けたのは、フリークスストアですが、このクラフトビール夏っぽさと多彩なフレーバーの融合がうまく表現されていると感じました。

−このビールを通してファッションのシーンでチャレンジしていきたいことはありますか?

このビールをきっかけに、より多くの人にクラフトビールの魅力が伝わってくれれば嬉しいですね。日本ではまだクラフトビールを飲めるお店が少ないのですが、この「FREAKS」は缶で飲めるし、何より見た目もキャッチーなので、気軽に手に取りやすい気がします。また、BREWBASEのグッズが欲しいというリクエストも多いので、今回のコラボがそういったグッズを出したりするきっかけになれたらなという気持ちもあります。やはりそこが異業種コラボの醍醐味だなと、改めて感じることができました。

−最後に、「TRANSPORTER」の創立者の田嶋伸浩さんはずっとアパレルの仕事もしていたそうですが、田嶋さんが思う “ファッション”と “ビール”の共通項を教えてください。

“ファッション”と “ビール”の共通項は、トレンド、ライフスタイル、ステイタス、満足感かなと思います。

Text_Fumika Ogura

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長野の熱い酒、旨い酒「59醸酒」

長野県は新潟県に次いで酒蔵の数は全国2位。日本酒造りが盛んな長野県では、伝統を受け継ぎながらも、変わることを恐れない、チャレンジングな酒造りが始まっていた。

長野を訪れたら、”極上”の一杯をぐびっと!

日本酒の文化を未来に継ぐため、新しい道を切り拓く“ フリーク” たちがいる。昭和59 年度生まれの長野県の酒蔵跡取り5 人からなるユニット〈59醸〉だ。同じ時代を生きる仲間であり、ライバルだからこそ同じ想いを共有し、「この年代だから造れるモノを生み出そう」と蔵の垣根を超えて2015年に結成。東飯田酒造店6 代目・飯田淳さん、角口酒造店6 代目・村松裕也さん、沓掛酒造18 代目・沓掛正敏さん、西飯田酒造店9 代目・飯田一基さん、丸世酒造店5 代目・関晋司さんからなる〈59 醸〉は、毎年共通のテーマとルールを掲げ、それに則り5 蔵がそれぞれ仕込んだオリジナル日本酒「59 醸酒」をリリースしている。

東飯田酒造店6 代目・飯田淳さん、角口酒造店6 代目・村松裕也さん、沓掛酒造18 代目・沓掛正敏さん、西飯田酒造店9 代目・飯田一基さん、丸世酒造店5 代目・関晋司さんからなる〈59 醸〉は、毎年共通のテーマとルールを掲げ、それに則り5 蔵がそれぞれ仕込んだオリジナル日本酒「59 醸酒」をリリースしている。


2019 年度のテーマは「道なかば」。活動の折り返し地点である今年、自らへの“ 中間テスト” の意味を込め、「信交酒545 号(山恵錦)」「精米歩合59%」の共通ルールに、「初年度(2015年)と同じ酵母を使用する」という追加ルールを加えたという。それぞれで醸造した“ 極上” な純米吟醸を堪能あれ!

〈59 醸〉って?

メンバーは皆昭和59 年度生まれ。40 歳になるまでの10年間をめどに活動しており、「59 醸酒」のリリースのほか、日本酒文化を広めるためのイベントも積極的に行う。


〈59醸〉を構成する酒蔵たちは、それぞれに高い技術力と譲れない精神を持ち、 独自の酒造りを追求してきた。伝統と革新で日本酒文化の未来を切り拓く、5つの酒蔵を紹介する。

角口酒造店

豪雪地域の“ 辛口の酒”を大切に。

創業は1869 年。冬の間3メートル以上の雪に覆われる日本有数の豪雪地域・飯山市に位置する県内最北端の酒蔵だ。6代目で〈59 醸〉のリーダーでもある村松裕也さんは、25 歳の若さで杜氏に就任して以来、豪雪地域だからこそ求められる「辛口の酒」を根底に、様々に試行錯誤。蔵のルーツと歴史を大切にした丁寧な酒造りを心がけている。
●長野県飯山市常郷1147
☎ 0269-65-2006
www.kadoguchi.jp

丸世酒造店

伝統的な「もち米4段仕込み」を受け継ぐ。

創業は1870年。明治維新直後の混乱の最中、「世の中が丸くなりますように」との願いを込めて酒造りが始まった。5 代目の関晋司さんは大学で畜産を学んだ後、営業職を経験し「自分の造ったものを売りたい」と家業の酒造りに。3 段仕
込みの最後にもち米を加える「もち米4 段仕込み」を代々引き継ぎ、全ての作業を手仕込みで行う。
●長野県中野市中央2-5-12
☎ 0269-22-2011
marusesyuzouten.co.jp

西飯田酒造店

「花酵母」を用いた、新しい酒造り。

創業は江戸末期。「光輝くような信濃の美酒に」との願いを込め名付けられた銘酒「信濃光」でも有名な酒蔵。9 代目の飯田一基さんは、花から酵母を分離させる「花酵母」を大学で研究。卒業後、花酵母の先進蔵で修行し、後に帰郷した。杜氏に就任した後は、花酵母を使用した酒「積善」をリリース。
●長野県長野市篠ノ井小松原1726
☎ 0262-92-2047
w2.avis.ne.jp/~nishiida

東飯田酒造店

地元産にこだわり、地域に根ざす。

創業は江戸時代後期。創業以来“ 地元産” に徹底的にこだわり、仕込み水には犀川の伏流水を、米も長野県産のみを使用。地域の方に喜ばれるお酒を第一に考える地元密着の酒蔵だ。6 代目の飯田淳さんは、繁忙期に“ お手伝い” として入社したが、酒造りを教えてもらうにつれ、次第に酒造りにのめり込んでいったのだそう。
●長野県長野市篠ノ井小松原1724
☎0262-92-2014
www.motooi.com

沓掛酒造

300 年の歴史と伝統を、これからも。

創業は元禄年間(1688 ~ 1704)にまで遡る。年間を通して寒暖差が大きい上田の特性を生かした酒造りを貫き、「福無量」が有名。18 代目の沓掛正敏さんは高校卒業後、音楽教師を目指し音大に進学。しかし酒造業界の落ち込みの話を聞き、家業への責任を感じ帰郷を決意。現在は主に経理を担当し、製造担当の弟と共に酒蔵を切り盛りする。
●長野県上田市下塩尻35
☎0268-22-1903
www.fukumuryo.co.jp

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