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10月 2019

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ピュアな憧れを追いかけて。上田歩武は好きなスニーカーを履き、刺繍をする。

刺繍と芸人。決して交わらない二足のわらじ(あるいはスニーカー)をグッドウォーキンの上田歩武は履いている。カルチャー大好きな思春期を過ごし、そのときの憧れを今も追いかけているという彼がせっせと刺繍を手がける理由はどこまでもピュアだ。その等身大な姿勢に習ってみよう。好きなことをせっせと地道に楽しむことは、ときとして、見たことのない景色を僕らに見せてくれる。

まだ何者でもない。高円寺の居酒屋にたむろしているような夢を追う人です

ー上田さんって、普段はどんな風に自己紹介するんですか?

グッドウォーキンの上田です。刺繍芸人です。って説明するんですけど。ときどきフリーターって言っちゃいますね。謙遜というか、ちょっとまだ照れるところがあって。

ーどうしてなのでしょう。

芸人としても、刺繍の職人としても、まだまだ途中だと思っているんです。どっちもやってるから、「アメトーーク!」に出られたりしているんだけれど、これからだぞ!という思いがあります。

ー刺繍をはじめたきっかけは失恋だと過去のインタビューで話されていますが、そのときから刺繍と芸人でやっていくぞ、という思いがありましたか?

いえ、ぜんぜん。当時付き合っていた恋人が刺繍をやっていて、教わりたかったんですけど、その前にフラれてしまって。とにかく没頭できることが欲しかったんですよね。当時はバイトと月二回のお笑いライブのルーティーンをずっと続けていて、すごく息が詰まっていたから、何かやりたいなと思って。

ー刺繍が心の拠り所になっていくんですね。

刺繍しているときはかなり集中するし、良いきっかけにもなりました。僕はM−1グランプリ18浪人中で、芸人としてはまだ何者でもない。高円寺の居酒屋にたむろしているような夢を追う人です。でもそこに「刺繍をやっている」っていうのが乗っかると、少しだけ興味を持ってもらえるんですよ。インスタグラムが名刺になりました。刺繍とインスタ、やっててよかったな。

ー刺繍をするとき、上田さんはどんな感覚なんですか?

刺繍は塗り絵だと思ってます。色を塗る時って、線を重ねて面にしていくじゃないですか。それといっしょ。一本一本の糸を集めて、面を作る感覚なんです。最初に挑戦するときは難しいかなと思ったんですけど、塗り絵だ!って思ったら意外といけたんですよね。

ーなるほど。そういう感覚で捉えたことはなかったですね。

あとは立体的だったり、触り心地が独特だったりするのがいいですよね。見てくれる人にはよく「上田さんの刺繍は味があっていいですね」って言ってもらえます。僕はただ一生懸命やっているだけで、味のある表現にしよう、とかは考えてないんですけど(笑)。

ー上田さんならではの味が魅力になっているという。

このあいだ母親から電話があって、「あんたなんか最近上手くなってない?あかんやろ!」って叱られました。そのくらい、下手さが大事みたいですけど、365日毎日やってるんだから、そりゃちょっとは上手くなるやろ!って。

アルバイトをしてなんとかスニーカー買ったりしていた頃の延長戦をやってる

ーモチーフのチョイスは、カルチャー好きな男の子らしいですよね。

やっぱりファッションがベースにあって、自分が見てきたスニーカーとかカルチャーネタとかを「おもしろいんじゃないかな」っていうシンプルな発想で刺繍にしたり、紙粘土でつくったりしています。説明したり、インスタでハッシュタグをつけたりもしないんですけど、みんながわかってくれるのがうれしいですよね。「あ、これはカートコバーンだ!」とか、「マイケルジョーダンだ!」って、伝わるから、みんな賢いな〜って。イメージする力はすごいですよね。

ー思春期にハマったものをいまだ追いかけている感覚ですか?

まさに思春期を取り戻していく感覚ですね。アルバイトをしてなんとかスニーカー買ったりしていた頃の延長戦をやってるんですよ。今もそんなにお金はないんですけど。

ー突っ込んだ質問をさせていただくのですが、刺繍だけで生計を立てているんですか?

今は刺繍で生活できています。でも、かなりきついですよ。一つ一つ手でやっているから大量生産できないし、ベースになるキャップとかTシャツも、僕が自費で仕入れているし。なんとかやってますけど、アシスタントになってくれる人いないかな…。

ーアシスタント募集しましょう。この記事で。

あ、嬉しいです。もし希望の方いたら、インスタにメッセージください。

ーたとえば、AIが自動で刺繍をつくれるようになったらどうします?

すぐ頼みます。でもたぶん最初は叱るでしょうね。AIはめちゃめちゃきれいにやっちゃうと思うので、「おれっぽくないやん、ちゃんと下手にやれよ」って叱って、学んでもらいます。

ーあ、「上田さんっぽさ」をAIに学ばせていくんですね。

きれいにやったら僕らしくないんで。僕らしさを学んでいいかんじにやってくれたら、ラクできていいなあ。AIにも個性があっていいとおもんです。賢いやつ、上手なやつ、下手なやつ、サイコパスなやつ。よくわかんないですけど(笑)。AIが僕らしさを覚えてくれたら、あとはたばこ吸いながらのんびりしますね。

サボらず、ハマり続けよう

ーこれから刺繍の他にやりたいことはありますか?

もちろん芸人としてもっとテレビに出たいし、憧れていた人と仕事したいです。ヴィヴィアンウェストウッドとか、アンダーカバーのジョニオさんとかに会いたいですね。単純に自分が憧れてきた、一時代を築いてきた人たちに対するリスペクトがあります。

ーピュアな思いが変わらずにあるんですね。

バリバリありますよ。モテたいとか。

ーモテるんじゃないですか?

いや、ぜんぜん。展示に会いに来てくれる人はいますけど、それがモテにつながるわけじゃないし、まあモテたいっていうか、楽しくやっていきたいですよね。

ー今回の展示では、スニーカーをモチーフにした立体作品もありますが、マイベストスニーカーを3足選ぶとしたら、何にしますか?

スーパースター、エアジョーダン1、コンバースのオールスター…いや、ジャックパーセルかな。スーパースターとジャックパーセルは、昔からめちゃめちゃ履いていたので。ジョーダン1はとにかく憧れてました。憧れすぎて、ジョーダン1のシューレースの紫がかった青を再現したくて、自作したこともあります。

ーどうやったのでしょう?

白いシューレースをダイロンっていう染色材で紫に染めました。ユーズド感も出したかったから、染めたあとにハイターにちょっとつけてみたりして…。ソールもわざと黄ばませたくて、そもそもスニーカーのソールって、なんで黄ばむんやろ?って思って調べたら、「日光と洗剤の残りが反応して黄ばむ」ってことがわかったから、黄ばませるために洗剤を買ってきて、筆でぬって、ベランダに置いて…。

ーものすごい凝り性なんですね。

一度ハマると、とにかく没頭してしまうんですよね。でも、そうやって没頭してきたことがつながって、今こうして刺繍のポップアップをやらせてもらえている。これからもサボらず、ハマり続けようと思います。

 

Text_Taiyo Nagashima

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PEOPLE

Ken Kagamiが追い求める、真摯で日常的なくだらなさの世界。-後編-

1919年生まれの黒猫・フィリックスは、2019年の100歳の誕生日をこんな風に迎えるなんて、想像もしなかっただろう。フィリックス生誕100周年を記念して、さまざまなアーティストとのコラボレーションアイテムが制作され、彼はいくつもの新しい表情を見せてくれた。フィリックスとアーティスト、それぞれの”らしさ”が際立つ素晴らしいコラボレーションを手がけたKen Kagamiは、アーティストとして、フィリックスに理想の姿を重ねるという。今回の企画の話をスタート地点に、うんこの話、アートについて、宇多田ヒカル…といったいくつものトピックを経由しながら、いろんなことにがんじがらめの2020年において重要な「真摯なくだらなさ」へとたどり着いた。ここにその対話を記録する。(後編)

 

最初から牙を剥いていくっていう。口に出したりはしないんですけれど

ー加賀美さんは、さまざまなブランドとコラボレーションをしていますよね。率直に聞いてしまうのですが、飽きたりはしませんか?

まだ飽きてないですよ。自分が飽きないようにやってます。海外で自分の展覧会をやるときは、100%自分の中で完結するわけだけど、コラボレーションには多少なりとも縛りがあって、その中でいかに面白くできるかって考えます。流れ作業でやったら面白くないから、楽しむようにしてますよ。

ー楽しむ姿勢を持つのって、当たり前のようで、すごく重要なことですよね。

そうですね。たとえばお酒を飲んで酔っ払って暴れたり、ワールドカップで騒いだりするのって、日々の生活の中に楽しいことが見出せず、抑圧されてる感情がボンって破裂しているからなのかも。

ー加賀美さんは常に楽しんで生活している印象です。

でも、僕が朝からinstagramに連投してるのを見て、ムカつく人もいると思うんですよ。「こっちは朝から会社なのに、ワケわかんないもの上げてふざけんなよ」みたいな。そういう感想を持つのももちろん自由だけど、僕のインスタを見て、「会社の休憩時間に見て癒されてます」って言う人もいて、それで癒されるんだったら安上がりだしいいよね。「加賀美さんってバカだなーくだらないなー、よし頑張ろう!」みたいな。それはそれでいいこと。僕は誰かを癒やそうっていうつもりは全くないけれど。

ーそこにあるものを違う目線で見て、一人でニヤニヤ面白がるって、エコというか効率のいい工夫ですよね。

アートってそういうものだと思っています。他の人が「いいよね」「これ高く売れたんだよ」って言っていたとして、「こんなのが高く売れてんの!?」っていう意見が出てくるほうがいい。そこに発見があったりするんですよ、何でも。

ー世の中的に良しとされているものをすぐに飲み込むわけじゃない、という。

もう最初から牙を剥いていくっていう。口に出したりはしないんですけれど、自分の頭の中でそういう感じで見てみる。

ー牙を剥かないと、人間って意外と単純に動いちゃったりしますからね。

そうそう。自分がいいと思う感覚に芯を持つというか。アートってそれが如実に現れる世界だから。

ー面白さも人に教えてもらわないとわからない、っていう人が意外と多いじゃないですか。

インスタにも「これどこが面白いんですか?」とかコメントがあったりして、「これはこうだから笑うところはここですよ」って説明するのは面白くないですよね。僕は説明がないものが好きで。この前マツコデラックスの番組に宇多田ヒカルが出ていて、外に落ちてるものをインスタに上げてることについて説明していて、もったいないなーって見てました。「このゴミはどこから来たんだ?これは何なんだろう、私に見られてるゴミって?」みたいな。「私がステージに立って何万人の前で見られてる感覚と似ている。ゴミの気持ちがわかる」とか。そんな余計なこと、言わない方がいいのに!って奥さんに言ったら、それじゃテレビは成り立たないよ!って言われて。まあそれは分かってるんだけどさ。もったいないなー。

ー加賀美さんだけに限らず、インタビューって不思議な行為だと思うんですよ。作品を見て判断したらいいし、解釈は自由なのに、インタビューは必要な情報なのか?とよく悩みます。その人のこと自体を知りたいという思いや、解釈を助けるための対話は必要なんですけどね。

ああ、そうですね。たしかに。作品を語ってる人ってすごいなって思いますよ。現代美術はちゃんと批評できないとダメで、社会とリンクさせていかないといけないけれど、僕は何かあったら説明したらいいやみたいな。聞かれた時に考えればいいやって。

ー現代美術は文脈が必要ですよね。文脈があるから価値がつくという。

そうそう。でも、1秒で出来た作品で、説明ができなくても面白いものはあるし、やばいものは見てやばいって感じたらいい。それに対して加賀美さん何でやばいって思ったの?って聞かれてもね。やばいじゃん見てみてよ、って思います。違うところ見ていたりするのも、それは面白いし。

ー加賀美さんの投稿しているリアル目なうんこは、結構やばいですよね。ちょっと気持ち悪いんですけど、それが面白いというか。

でもカレー食べてるときにああいうの上がってきちゃったら、嫌だよね。あれでフォロー解除してる人もいっぱいいると思うんですよ。

ー僕も外しかけたこと、あります(笑)。

でも本物のうんこは絶対にあげないでしょ?本物のうんこはだめなんですよ。おもちゃが好きなので。

フィリックスみたいな位置が一番いい

ーSNSって、いろいろな環境を変えていると思うんです。これからアートの価値も変わりそうだなって。

これからはどうやって価値をつけるんだろうね。フォロワー数とか、色んなところコラボレーションしてるとか、有名な人と友達とか?昔もそんなのあったけど、今はもっとすごいよね。フェイクがどんどん出てくるんじゃない?なんか合成で作っちゃったりして。

ー実際にそういうことも起きてますね。

モデルルームで写真撮って、引っ越しました。とか言ってもわかんないですもんね。それだけやってる人がいたら逆に面白いけどね(笑)フォローしちゃう。

ー特別なアートには、どこに線があるのかすごく気になります。それこそ言葉にしづらいことだと思うのですが。

わからないけど、続けることじゃないですか?続けると、面白がって声をかけてくれる人が見つかって、それを見てくれた人が声かけてきて…。そこで気をつけなきゃいけないのは、広がり過ぎちゃうことかな。自分じゃどうにもできないこともあるけれど、いろんな表現方法を持っておくのがいい。

ーたしかに、流行することで終わりは見えてきますね。

日本だと流行するといろんなところで一気に使われて、また新しい人が出てきて入れ替わって…ってなる。難しいですよね。「あ、また見た!」「これもこの人なんだ。」「こんなのもやるんだ!」って思ってもらえれば、多少は長生きできるのかなって。これが飽きられたらもう一個あるわ、ってぐらいに考えておいたほうがいい。自分は揺さぶりをかける感覚でやってるんですよ。字も書くしイラストも描くけど、海外で展示やパフォーマンスもやるし、現代美術もやるし。はたから見ると何やってるんだかよくわかんないかもしれないけど、自分の中では統一しています。

ー何者かわからないくらいがちょうどいい、と。

自分がやっててつまんねーなって思っちゃったら危険信号っていうかね。自分が自分に飽きちゃったらもうダメですよ。最初の話に戻るけど、フィリックスみたいな位置が一番いいと思います。

 

 

Felix the Cat ©2020 DreamWorks Animation LLC. All Rights Reserved.

 

Text_Taiyo Nagashima

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PEOPLE

Ken Kagamiが追い求める、真摯で日常的なくだらなさの世界。-前編-

1919年生まれの黒猫・フィリックスは、2019年の100歳の誕生日をこんな風に迎えるなんて、想像もしなかっただろう。フィリックス生誕100周年を記念して、さまざまなアーティストとのコラボレーションアイテムが制作され、彼はいくつもの新しい表情を見せてくれた。フィリックスとアーティスト、それぞれの”らしさ”が際立つ素晴らしいコラボレーションを手がけたKen Kagamiは、アーティストとして、フィリックスに理想の姿を重ねるという。今回の企画の話をスタート地点に、うんこの話、アートについて、宇多田ヒカル…といったいくつものトピックを経由しながら、いろんなことにがんじがらめの2020年において重要な「真摯なくだらなさ」へとたどり着いた。ここにその対話を記録する。

起きてから眠るまで常に普通にくだらなくいる

ーフィリックスって100周年なんですね。ミッ○ーより歴史があると知ってびっくりしました。

ね。だけどミッ○ーの方が人気じゃないですか。フィリックスはこの位置だからいいんでしょうね。ミュージシャンでもアーティストでも、この位置がかっこいいんですよ。自分もこんな風にありたいって感覚があります。

ーその目線で見ていなかったので、新鮮です。

ずっとこのへんにい続けるのって難しいと思う。フックアップされて上まで行っちゃうとあとは下がるだけだし、キープすることが一番大切かなって。ミッ○ーとかキテ○ちゃんとか、もはや大御所でしょ?アートやってる人はフィリックスみたいな位置がいいと思いますよ。

ーフィリックスって白黒のキャラの元祖のような存在なのでしょうか?

全然わかんない(笑)。駄菓子屋に並んでいるガムのイメージですよね。そこもいいんですよ。みんな知ってるけど色褪せない。

ーあのガムって独特の雰囲気があって、記憶のどこかにひっかかっているというか。

そうなの。いい位置にいますよ。本人がどう思ってるかわかりませんが。

ー本人はもっと有名になりたいかも。

ね。意外と野心家だったりして。

ーこれを聞くのは野暮かもしれないんですけれど、加賀美さんがフィリックスを描く時、どんなふうに絵柄を決めていったんですか?

そんなにはいじれないじゃないですか。本家に寄せながら、らしさを出したいと思いました。いい落としどころになったと思ってます。

ーどのくらいの時間をかけて描くのでしょうか?

速いですよ。これは下書きを描いたんですが、普段はだいたい下書き無しで一発。難しいモチーフは最初鉛筆で描いたりするんですけど、かなり速いです。

ー5分、10分とか。

そんなにかからないです。僕は適当に描いた1枚目のラフが一番好きだったりして。頭の中にあるものと極力近い状態の絵が面白いですよね。2回目は意識して描いちゃうから。

ー加賀美さんの絵を見ていると、自分にもできるんじゃないかなって気がしてくるところがあって、でも実際にやってみると全然違うものになりますよね。

絵を描く行為って、10人中9人はやらないですよね。時間があるんだったら他の事をする。でも、絵が得意じゃない人が描くと面白いですよ。テレビでダウンタウンの浜ちゃんが動物の絵を描いて笑われたりしてたけど、すごく良い絵だなって思った。下手だとバカにされるような風潮があるけれど、僕は面白いなって思う。もっと絵に興味がない人が描いたらいいのに。

ー絵に興味のない人が描いた絵を加賀美さんが選ぶ、みたいな企画を見てみたいです。

アートに無縁な人が描いた絵で本とか作ったりしたら、よさそうだね。でもみんな絵を描いてくれって頼まれたら、一生懸命上手に描こうとするでしょ。極力意識せずに、やることないから絵描こう、ぐらいがいいと思うんですよね。

ー脳と手の繋がり方って、人によって違うじゃないですか。頭から指先に行く間に変換されちゃう。そのあたりがピュアに見えてくると面白いですよね。

ね。年を取るほどに、頭の方はどんどん幼稚になっていくのがベストなんじゃないかなって感じがします。いかに頭が歳を取らないようにするか。それはもう訓練でしかないんですけれど。

ーその訓練って、具体的に何をやったらいいと思いますか?

くだらないことを朝から毎日ずっと考えるとかかな。娘が小3なんだけど、彼女の行動を見てるだけで面白いし、絵とかもすごいんですよ。テレビの笑いとかは、全く何とも思わないんだけど。

ー笑い声のエフェクトが鳴る演出って、お約束的ですよね。ある種決まったフォーマットの笑いというか。

そうそう。自分を笑わせてくれるものって自分でしかないから。自分しかわからない面白いことを、起きてから眠るまで考えたい。面白いことを考えようって意識すると不自然なので、常に普通にくだらなくいるというか、自分が面白いなって思うことを誰かに言うわけでもなく、ただずっと考えていたり、ニヤニヤしたり、そういう感じですよね、一年中。

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それは大人になってからわかるのかもしれない

ー加賀美さんって、くだらなさを追い求めながらも、すごく紳士ですよね。

紳士?ジェントル?ほんと?ははは。

ー世の中や人のことをよく知っているんだなっていう感じがします。ギリギリ社会的なうんこをやっている、というか。

そうかな?ニュースを見て、世の中に何が起きてるか知ろうとはしてますね。ジャーナリストとかではないから詳しくは分からないけど、全部斜めから見るようにしてるんですよ。ニュースも、SNSも、全て。変な意味じゃなくてね。そうすると違ったところが見えたりして面白い。そういうことを常に考えているので、見る人によっては色々感じるのかもね。一部だとは思いますけど。「くだらねえなぁ」でいいんですよ。自分もやっててわかんないんだから(笑)。

ーいろんな人から信頼されているとも思います。

そんなことないよ。ぜんぜん友達いないもん。いつも家にいます。「加賀美さんは来ない」って感じになっちゃってる。家族もいるしね。自分の展覧会のオープニングとか、仕事でやったやつとかは行きますけど、人がいっぱいいるところ苦手で、何かダメなんですよね。

ーVOILLDの伊勢さんは「加賀美さんはVOILLDの父っす!」って話してましたよ。「真剣に叱ってもらったことがあって、感謝してます」って。

うそー。不思議な感覚ですね。この歳になると仕事する人とか、友達とか、ほとんど年下なんですよ。

ーどんな感覚ですか?

バカみたいな下ネタをワー!って話してても、「僕が一番年上だな」とか、ふとした時に気づいて、「はあ」みたいな。ちょっと悲しいというか。しょうがないんですけどね。

ただ、お店に小学生とか中学生が来て「ファンです」とか「面白い」とか言われると一番嬉しいです。同じ年とか上の世代の人から言われるより、自分の子供くらいの歳の人から面白いと言われると、良かったなって。

ーそういう子達は理屈や損得で見てるわけじゃないですもんね。

そうですね。だからといってそっちに寄せるとか、若い人が面白がるようにやるってわけではないですけれど。

ーそういう若い人たちが「面白い」と感じるのは、どういう部分なのでしょうか。

僕がやってることはチャイルディッシュな物事をモチーフにしているからかな。裏にあるものは違うんだけれど、それは大人になってからわかるのかもしれない。パッと見はポップで、単純に面白いと感じるというか。

ー子どもの頃、サザンオールスターズの「マンピーのG★スポット」って曲をカラオケで歌っていたら、周りの大人がクスクス笑ってたんですけど、そういう感覚かもしれないですね。意味はわからないけど好き、っていう。

ああ、いい歌ですよね。それに近いのかも。

 

 

-後編へ続く-

 

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Text_Taiyo Nagashima

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PROJECT

イマドキ女子が体験!衣食住をまるごと提案するホテル「EARTHMANS」

デイトナ・インターナショナルが運営する「EARTHMANS」。道頓堀とアメ村という大阪の中心に位置し、衣食住をまるごと提案するホテルだ。今回は3人の女の子が実際に宿泊。ストリートカルチャーをこよなく愛するイマドキ女子は、この場所でどう過ごす?

EARTHMANS DOTOMBORIの外には、ひと息つくのにちょうどいいスペースが設けられている。

EARTHMANS DOTOMBORI

街のノイズを打ち消す、静かで落ち着いた空間。

ディープな繁華街を歩くと突如現れる、都会的なファサードが印象的な「EARTHMANS DOTOMBORI」。街の喧騒を忘れさせてくれる落ち着いた客室が14部屋あり、どれも古き良きアメリカを思わせる空間に。1階には宿泊客以外も利用できるカフェが併設され、ボリュームたっぷりのハンバーガーや絶品のコーヒーを提供している。大阪観光の拠点は、この場所で。

カフェでは、屋台で販売していた人気ハンバーガーショップ「オリベイラズ」が出店。15時から翌3時まで(日曜日は21時まで)、ラウンジでくつろぎながらハンバーガーやホットドッグを味わえる。

客室は無垢材を基調としたシンプルな空間で、照明の明るさを抑えて幻想的な雰囲気を演出。

ロゴをプリントしたオリジナルのTシャツに加え、歯ブラシやマグカップといった、ここでしか手に入らないグッズも展開している。FREAK’S STORE ONLINE SHOPでも販売中!

ALL ITEM

EARTHMANS AMEMURA

さまざまな顔を持つラウンジスペースで新しい旅を。

大阪のファッションシーンをリードし続けるアメ村に、2018年にオープンした「EARTHMANS」の2号店。世界を旅する探検者のためにデザインされたロフトルーム、ヴィンテージのインテリアを配置したコンテンポラリーなツインルームをはじめ、全20室は快適な住空間を演出するとともに、訪れた者の感性を刺激する。ここの最大の特徴は、地下1階に設けられたオープンラウンジ。宿泊者同士が旅談義に花を咲かせるコミュニティの場として利用されるほか、シアタールームやコワーキングスペースとしても使うことが可能。あらゆる機能を持つ同スペースが、ゲストの旅をより快適に、色濃くしてくれるのだ。

地下1階のこの場所で、旅人たちのコミュニケーションが生まれる。

EARTHMANS AMEMURAのエントランス。下に見えるVACANCYのネオンなど、随所にアメリカの要素が散りばめられている。

忙しい旅人も、この空間でPCと向き合えば仕事も捗る。

EARTHMANS を体験してみて、どうだった?


  • 俵山 南さん

    ホテルを出ればすぐに繁華街なのが魅力。買い物したり食事をしたりとアクティブな旅を楽しむのにぴったり。


  • 石倉 史子さん

    とにかくお部屋のムードがステキでビックリしました。温もりのある空間が、旅で疲れた身体を癒してくれます。


  • 月橋 帆穂さん

    オシャレな旅を楽しむ人ばかりが集まっているのが印象的。だから、とっておきの有力情報も手に入ります!

EARTHMANS OFFICIAL WEB SITE

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PROJECT

Artist Program -#05 三田尚人-

様々なアーティストをフックアップし、独自のフィルターを通し具現化する、Artist Program。第五回目は、EARTHMANSのアパレルモデルを担当した俳優の三田尚人(@Naoto_mita_bbh)さんが登場。

 

EARTHMANSにはどのようなイメージがありましたか?

初めて泊まらせて頂いた際のEARTHMANSのイメージが強く、アットホームで自分の別荘のようなイメージでした。

実際にEARTHMANSに宿泊していかがでしたか?

居心地が良すぎるので、次回はEARTHMANS 栂池にスキー旅行で1週間くらい泊まりたいです。オリジナルのアパレルに関しても、ホテルをコンセプトにしたデザインで普段使いもしやすく、とても気に入っています。

FREAKという言葉はまさに「MANRIKI」の為にあるのではないかと、運命的なモノを感じました。

ー今回出演された「MANRIKI」について教えてください。

芸人の永野さん原作・脚本の作品で、斎藤工さん演じる猟奇的な整顔師が、小顔を求める女性たちに万力による小顔矯正を施していくブラックコメディーです。

「MANRIKI」とは一言で言えば、FREAK’S movie です。FREAKという言葉を調べると一風変わった人、みたいな意味が出ますが、まさに「MANRIKI」の為にあるのではないかと、運命的なモノを感じました。近年の邦画は観客が喜ぶであろう要素を集めて映画内で観客の感情の導き、操作が多い中で「MANRIKI」にはそういったモノがありません。100人いれば100人全員が違った感情のルートを通って映画を観終えるような作品なのではないかと思います。

ー映画賞も受賞されたとか。

韓国の第23回プチョン国際ファンタスティック映画祭では、2018年の大ヒット作「カメラを止めるな!」に続いて、ヨーロッパ国際ファンタスティック映画祭連盟アジア賞を受賞しています。また、パリ国際ファンタスティック映画祭にて邦画では初のスペシャルメンションを受賞しました。

今回はどのような役で出演されましたか?

どの役も役名がなく小顔願望の彼氏役で出演しました。ちょっと世の中を甘く見ているような男です。何事もマウントしたくなるような嫌なヤツで、小顔を希望する彼女も馬鹿にしているという役どころです。

自分は一体何をされるんだろうという恐怖心を感じる作品。

ー作品に出演された際、気をつけたことなどはありますか?

台本をもらってひと通り読んでも想像がつきませんでした。なので、気をつけるような場所は特になかったですし、これから一体自分は何をされるんだろうという恐怖がありました。

ー演者側から見ても恐怖心を感じるような作品だったと。

はい。それと自分の役で一番印象的だったのが、監督との撮影前のミーティングで生まれたシーンで、後日現場に行ったらそのための小道具などが用意されていて、本当にやるんだアレと思いました。気になる方は是非映画を観てチェックしてください。

ー最近気になっていること、ハマっていることはありますか?

ゴルフにハマっています。ゴルフってかなりメンタルがスコアに左右されるスポーツで、メンタルの訓練にもなるのでおすすめです。先日のZOZOチャンピオンシップはかなり熱狂しました。あのタイガーウッズが日本の地でプレーしているということに感激しました。

ー今後はどんな活動をしていく予定ですか?

普通に生活していると気付けないことや、感じられない事がたくさんあると思うので常にアンテナを張って、FREAKな俳優になりたいと思います。

 


 

映画『MANRIKI』とは、永野、斎藤工、金子ノブアキ、清水康彦を主要メンバーとする「チーム 万力」により製作された、ブラックコメディ映画である。 孤高の喜劇作家・永野が22 年間地下ライブで、温め続けたコント群を脚本化、それを元に斎藤工プロデュース、音楽監督に金子ノブアキ、清水康彦が⻑編初監督を務めた。主要キャストは、主演を斎藤工が務め、劇団 EXILE に席を置きラッパーとしても活躍する SWAY、気鋭の劇作家である小池樹里杏、神野三鈴の洗練された演技力が加わるなど、多彩な才能が集結した。 彼らは「チーム万力」としてクリエイティブ活動を始め、昨年のショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2018で発表した短編が注目を集めた。新しい発想でクリエイティブに向き合う彼らの強烈な表現は、挑戦でありながら、映画愛溢れるモノづくりの真髄とも言える。ジャンルもメッセージも観る者に委ねるこの作品を、異色と断ずるか、それとも楽しむか?

映画公式サイト

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PEOPLE

アートに愛される街「大阪」

大阪はコンパクトな街だ。2大商業地である梅田を中心とした「キタ」エリアと難波を中心に広がる「ミナミ」エリアの距離は約5㎞と近く、回遊性の高さは人と人の接点を生み、多様な文化が交わることでアートも独自に進化してきた。他のどの街とも違い、どこまでも挑戦的で、独創的で、濃い〜大阪アート。自分自身が面白いと思う表現を求め、ジャンルやスタイルの枠を越え横断的に活動する、大阪が生んだ稀代のアーティストたちをご紹介!

彫紅
アメリカから来たヲタトゥー伝道師。

ヲタトゥーの第一人者、彫紅さん。日本のアニメや漫画好きが高じて、2008年頃からヲタトゥーを彫り始めたという。「当時、日本のオタクの人たちには刺青を入れる文化がなかったんだけど、外国にはアニメが好き過ぎて、自分の体にアニメのキャラを彫っちゃう人がいたんです。でもアニメ専門の彫師がいなくてね。ネットで流れてくるヲタトゥーはめちゃ下手くそだった。それを見て、オタクが馬鹿にされてると思って。なぜ誰もうまく彫らないのかと。ちょっとだけ頑張ったらキレイに彫れるはずなのにね。なら自分が頑張ってみようと思って」。地道な活動が花開き、ヲタトゥーは今や世界中に広がった。現在は、ストリートとオタクカルチャーを融合させたブランド「Invasion Club」も始動させるなど、オタクとノンオタクの垣根を壊し続けている。

PROFILE
1978年生まれ、アメリカ出身。ミネソタ大学日本語学科卒業。2004年、彫渉氏に弟子入りし、2007年に彫師デビュー。2014年に独立する。大阪・日本橋でアパレルブランド「INVASION CLUB」も運営する。
Instagram:@horibenny

BAKIBAKI
“BAKI柄”で世界を股にかける画家。

ミニマルな直線で描かれる「BAKI柄」をシグネチャーに、多様な表現を試みるBAKIBAKIさん。東京での活動を経て大阪に「十三光スタジオ」を構えたのは2015年のことだった。「この場所は元々、祖父がやってた鉄工所の跡地なんです。東京を離れたのはここがあったのも理由のひとつ。先代が残した建物を上手く使えたらって思ってたんですよ」。スタートにあたって、まずは巨大な壁を作った。それをキャンバスに自身の練習はもちろん、現在は若手アーティストを呼び、一緒に描くことで交流の場にしている。そんなBAKIBAKIさんだが、大阪に戻ったのにはもうひとつ大きな理由があった。大阪万博だ。「吹田出身で子供の頃から万博公園に立つ太陽の塔を見て育ちました。その時に貰った影響で自分はここまで来た。だから2025年に大阪万博に向けて、次の世代に新しい未来を残したい。その使命感は強いですね」

PROFILE
画家。大阪府吹田市出身。1978年生まれ。京都芸大在学中にライブペインティングデュオ『DOPPEL』を結成。2007年よりソロ活動をスタートし、2015年拠点を大阪に移す。国内外で精力的に活躍中。
Instagram:@bakibaking

KEIGO INAMOTO
ブレイク前夜のコラージュアーティスト。

Keigoさんがコラージュを始めたのは20歳の頃、福岡のクリエイティブレーベル「OILWORKS」の作品を目にしたことがきっかけだった。「和歌山で開催されていた個展でPopy Oilさんの作品を見て衝撃が走り、家に帰ってすぐコラージュを作りだしました」。新聞のチラシをキッチン用のハサミで切ったことから始まった創作は、以降独自の進化を遂げ、2年後、世界的に著名なコラージュアカウントにピックアップされる。それが女性の顔を加工した作品だった。「実は中学時代に女子からいじめに遭い、女性が苦手になり、当時はそのフラストレーションで作品を作ってたんです」と過去を振り返る。創り続けるうちに、女性不信は消え、現在はより複雑で抽象的な世界を表現する作風へとシフトした。「これからは自分の本能的な部分を具体的に表現したい」。有名ファッションブランドともコラボレーションするKeigoさんの作品が街にあふれる日は近い。

PROFILE
大阪府和泉市出身。1994年生まれ。ヒップホップカルチャーをベースに、コラージュアートを始め、ヒューマンビートボックスで「りんご音楽祭」に出演したり、映像制作も手がけたりとマルチな才能を持つ25歳。
Instagram:@keigo_im

透明回線
トリオで魅せるライブペイント×映像の世界。

近年はMVやアニメーション制作のほか、「SWATCH 渋谷店」の内外装のデザインを手がけるなど、東京にも活動の場を広げている透明回線。アナログとデジタルを融合させ、空間そのものをひとつの作品として提示するスタイルは、カラフルで生命力に満ち、今回紹介したアーティストの中で、ある意味もっとも“大阪的”と言えるかもしれない。ライブペインティングで必要な速筆と、絵画作品としてのクオリティを両立させつつ、映像や照明で演出も行う。3人からリアルタイムで生まれる密度の高い世界を是非、ライブで体験してみてほしい。

PROFILE
2012年大阪芸術大学で結成。メンバーはうきち(ペイント・デザイン)、SHUN(ペイント・イラスト)、としお(映像・音響)の3名。ライブペイントとプロジェクションマッピングを組み合わせたパフォーマンスで、各所から高い評価を受ける。
Instagram:@towmeiline

チョッパー
DIY精神を持つスケーターアーティスト。

スケーターは、普通とは違った角度から世界を見ている。壁や縁石、階段の新しい使い方を編み出し、何でもないスペースだって遊び場に変えられる。その発想を生むのはきっと“楽しみは自分たちで作る”というスケーター独特の哲学。そんなDIY精神を体現するスケーターがアメ村にもいる。スケートチーム「OSAKA DAGGERS」のリーダー、チョッパーさんだ。スケート技術もさることながら、自身のショップ「WHATEVER」で販売するオリジナルのTシャツやギアは、そのクオリティの高さに圧倒される。どのアイテムにも、決まってパンクなメッセージが描かれているのも特徴的。真の想像、創造、調和がそこにはある。

PROFILE
1973年生まれ。大阪府出身。日本で唯一の国際プロスケートボーダー。パンクとスケートボードをバックボーンとしたインディーズブランド「WHATEVER」も運営する。

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PROJECT

東京雪祭SNOWBANK PAY IT FORWARD×HERO’s FESTA2019

11月9〜10日の2日間、代々木公園において東京雪祭SNOWBANK PAY IT FORWARD×HEROs FESTA2019が開催された。

SNOWBANKは若者に献血・骨髄バンクを知って、行動してもらうキッカケの場を作ることを目的とし開催されるイベントです。フリークス ストアでは昨年に引き続き、本年もこの活動に協賛させていただいています。

なお、日本赤十字社と日本骨髄バンク協力のもと、2日間の献血併行骨髄ドナー登録会で受付申込み267名、献血実施数236名、骨髄ドナー登録数112名を獲得することが出来ました。

また、長谷部健渋谷区長や井上康生さん、HEROsパラアスリートたちなどによるトークセッション、スノーボード大会、音楽LIVE、ダンス、ワークショップなど様々なコンテンツが催されました。

 

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PEOPLE

渋井不動産を辿って見つけた”シブい”店。

レストランもショップも群雄割拠の大阪には、実力派が乱立する。初めて来阪したところで「どこに行けばいいの?」と迷ってしまうのも当然。そこで創業わずか5年で約100店舗の仲介を手掛けた「渋井不動産」の門を叩いてみた。社員は平均年齢30歳前後。そんな若きスタッフたちを束ねる同社の専務取締役・KINPONさんに、大阪の“シブ〜い物件”についてお聞きした。

ここで紹介する物件は、どこもロケーションはもちろん、店主の顔が透けて見えるオンリーワンな場所ばかりです。美味しい食事とお酒、心地よい音楽、古き良き建築物…。ぼくらが仲介した物件が、大阪の旅をより色濃いものにしてくれるに違いありません!

渋井不動産
金本“KINPON”侑樹さん
希少価値に特化した物件を、店舗・住宅問わずに提案する「渋井不動産」の若き専務取締役。DJスキルにも定評があり、国内のあらゆるフェスにも出演する。

渋井不動産
大阪府大阪市中央区北浜4-1-1
TEL:06-6131-4855
HP:shibui.estate

①上方麦酒

銭湯跡地のレトロ空間で味わえるクラフトビール。

廃館した老舗銭湯の跡地をリノベしたビール工場。男湯に醸造所を設け、女湯はフリースペース、女湯の脱衣所は土日だけオープンする直売所に。ビール好きが高じてブリュワリーを立ち上げた店主・志方昂司さんが、12種類あるクラフトビールの中から、その時々でフレッシュな銘柄を提案してくれる。直売所では元銭湯らしく、生ビールを牛乳瓶に入れてサーブするのが面白い。昔懐かしい黄色いイスに座りながら、湯船に腰掛けながらと、入浴中さながらのリラックスした気分で芳醇な一杯が堪能できるのだ!!

銭湯ビール各500円。左はスッキリとした味わいのIPA、右はモルトの風味がクセになるブラウンエール。
銭湯の雰囲気をそのまま残したフリースペース。今後はここでイベントなども開催予定。

上方麦酒
大阪府大阪市東淀川区西淡路3-15-6
TEL:06-6829-6550
Instagram:@kamigatabeer

②pimer curry

デイリーに食べられる独創的なひと皿。

京町堀の閑静なエリアに誕生したばかりのカレー専門店。インド・スリランカ・タイなどを旅した店主・谷川光さんが「各国のいいとこどりです」と語るひと皿は、スパイシーながらもまろやかなポタージュカレー。ルウのベースを日替わりで仕上げるゆえ、毎日食べても飽きがこないのが魅力。
日替わりカレー1200円(税込)。この日は明太ポタージュ味。ピリッとした辛さがカレーと好相性。

「pimer curry」オリジナルキャラクターが入口に描かれる。
席はカウンターのみで、ランチ時は大混雑する。

pimer curry
大阪府大阪市西区京町堀2-3-4
サンヤマトビル202
Instagram:@p.i.m.e.r

③That’s PIZZA

本場のナポリピッツァを気軽に。

本格ナポリピッツァをカジュアルに味わえると人気のこちら。3日間も熟成させた自家製の生地を、イタリアから取り寄せた薪窯を使って高温でサッと焼き上げる。パリッとしつつもモッチリとした食感はヤミツキ必至で、1ホール約26cmのボリュームでありながら、女性でもペロッと食べられる。18種類を揃えたメニューの中でも「お店のロゴをイメージした創作ピザなんです」とおすすめしてくれた「ザッツピザ」がいちばん人気。
ザッツピザ1000円(税込)。濃厚なコーンペーストのソースと、甘さのあるリコッタチーズが好相性。

That’s PIZZA
大阪市西区南堀江2-13-17パークサイドピクチャー西心斎橋1F
Instagram:@thatspizza_minamihorie

④ALFFO RECORDS

お酒片手に心地良い音楽に酔いしれる。

DJ歴20年のオーナー・中島誠司さんが、ロックやポップス、ダンスミュージックなどのジャンルレスなレコードを厳選。広々としたスペースにはバーカウンターが併設され、お酒を呑みながら、心地よい音楽を堪能できる。週末にはイベントが開催され、いつも大盛り上がり。

好みを伝えれば、オーナーの中島さんがおすすめを教えてくれる。

ALFFO RECORDS
大阪府大阪市西区新町1-2-6 3F
TEL:06-6539-0460 
Instagram:@alfforecords

⑤大阪農林会館

個性的なテナントが集まる歴史的建造物。

イギリス出身のジョサイア・コンドル氏の建築思想を受け継いで設計し、昭和5年に竣工された「大阪農林会館」。約一世紀を経た現在も、その当時の重厚な佇まいはそのまま。エントランスには豪華なシャンデリアと木製の古時計が飾られ、一歩中に入るだけで戦前の近代建築らしいクラシックな空気感に圧倒される。そんな大阪を代表する名建築には、P.08の「odd numbers」を筆頭に、セレクトショップやヘアサロンなどの高感度なテナントが入居する。彫刻が施された手すり、大理石を配置した壁など歴史の息遣いを感じながら、各店をゆっくりクルーズすれば、いつもとは違う贅沢なショッピングが楽しめる。

大阪農林会館
大阪市中央区南船場3-2-6
TEL:06-6252-2021
Instagram:@norinkaikan

oddnumbersで他では手に入らないスーツを誂えたい。

カルチャーが感じられる独自のビスポーク。
「大阪農林会館」の3階にあるセレクトショップ「odd numbers」。数あるブランドと並ぶ同店の名物が、オーナー・末廣一仁さんが手掛けるビスポークスーツ。スカバンド“DOBERMAN”でトロンボーンとしても活躍する氏が仕立てるのは、日常の気分を上げてくれるカルチャーを感じられる一着。あえて身体のラインを消した独特のフォルムに仕上げたり、デニムやミリタリー生地を用いたりと、遊び心あふれるスーツを誂えてくれる。

オーナー
末廣一仁さん

一度見ると忘れられない洒落た佇まいの末廣さん。大阪屈指のテーラー「HYPERION」で研鑽を積んだ後、2015年に自身のショップをオープン。

まずは生地選びから。海外の上質なウールはもちろん、前述の通りカジュアルな素材も用意。
次がフィッティング。立体感を生み出すため、入念にサイズを測る。
最後はスーツのスタイルに加え、ボタンや裏地などのディテール選びに。納期は約1ヵ月半。

oddnumbers
大阪市中央区南船場3-2-6 大阪農林会館300号
TEL:06-6245-5050
Instagram:@odd_numbers

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PROJECT

新しいメディアコミュニケーションのカタチ「FREAK」第2号がローンチ。

メディアのアウトプットの一つの形としてローカルブックを作成。
第1号の長野特集に引き続き、様々なフリーク(熱狂性)をテーマにローカルの魅力と豊かさを紹介するマガジン「FREAK」の第2号を発刊しました。
全国のフリークス ストアで11月23日(土)より無料配布してします。いま大阪ローカルで話題なカルチャースポットを独自の目線で紹介。

アンダーグラウンド・クラブシーンから様々な企業とのコラボレーションを果たし、2007年の個展よりソロアーティストとしての活動をスタートさせたBAKIBAKI氏

アンダーグラウンド・クラブシーンから様々な企業とのコラボレーションを果たし、2007年の個展よりソロアーティストとしての活動をスタートさせたBAKIBAKI氏

 

オタク×タトゥーカルチャーの伝道師

オタク×タトゥーカルチャーの伝道師、彫紅氏

 

デイトナインターナショナルが運営するEARTHMANSホテルも登場!

デイトナインターナショナルが運営するEARTHMANSホテルも登場!

 

大阪といえば「食」有識者に聞くおすすめ店舗を一挙ご紹介

大阪といえば「食」、有識者に聞くおすすめ店舗を一挙ご紹介

 

ローンチを記念して、関西5店舗限定で、11月23日(土)からノベルティキャンペーンを実施。
阿倍野店ではFREAKの限定グッズのPOPUPストアを展開します。
通常のガイドブックではたどり着くことのできない大阪のディープな「FREAK」な魅力を詰め込んだ一冊に仕上がった今号をぜひご覧になってください。

 

限定ノベルティにはBAKI柄のサコッシュをプレゼント!

限定ノベルティとしてBAKI柄のサコッシュをプレゼント致します。

Instagram
@daytona_international

 

|FREAK LAUNCH キャンペーン|
<開催日時>

11月23日(土) ~なくなり次第

<開催店舗>

FREAK’S STORE 阿部野HOOP店 ※FREAK POPUP SHOP開催
FREAK’S STORE 梅田ルクアMENS店、WOMENS店
FREAK’S STORE 吹田店
FREAK’S STORE 難波店

<条件>

FREAK’S CLUBにご登録でBAKI柄サコッシュをプレゼント!
※ノベルティはなくなり次第終了になります

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PEOPLE

Artist Program -#04 One scene, One kill-

様々なアーティストをフックアップし、フリークス ストア独自のフィルターを通し具現化する、Artist Program。第四回目は映画好きのイラストレーターと映像プロデューサーによるプロジェクト”One scene, One kill“が登場。”One scene, One kill” is a project by movie lovers Illustrator, Video Producer.

ー今回はどのような経緯でコラボに至ったのでしょうか?

フリークス ストアに知り合いがいて、映画の話になったのが始まりです。「最近、映画で印象に残ったワンシーンを絵にしているんだ」と。出来上がった絵を見せると返ってきた言葉が「めっちゃいいじゃん!アーカイブにしてみたらどう?」そこから物語は始まりました。

ーフリークス ストアにはどのようなイメージがありますか?

欲しいものに手が届くイメージですね。取り扱ってるブランドのセンスがいいと思います。映画絡みのモノもあったりして、個人的にとても嬉しいです。

ー今回のイラストのテーマやイメージはありますか?

僕たちは「イラストをキッカケにいい映画に出会ってもらう」を軸に活動しています。もちろん今回も、衣服になったイラストをキッカケにいい映画に出会ってもらえたらと思ってます。欲を言えば、”この服を着ている人”を見た人にもいい映画に出会ってもらえたらいいなぁー、なんて思ってます。

ー様々なアイディアはどこから生まれますか?

好きな映画と日常生活で出会ったものが頭の中で融合されて、配色とかどこを切り取るとか決めています。モチーフは映画ですけど、ふとした瞬間、例えば電車に乗ってておじさんが駆け込んできたときとかに「ブルース・ウィリス!」って思っちゃったりして、日常生活で映画のシーンと重なることがほぼ毎日あるんです。その時の状況とブルース・ウィリスの映画とが掛け合わさって「こんなモチーフで描こう」とか、そういう感じです。

One Scene One Kill×FREAK’S STORE プルオーバーパーカー

ー作品を制作する際、特に気をつけていることなどは?

とにかく映画を見て、印象に残ったシーンを頭の中で反復させています。そのシーンの前後とか、役の心境とか、モチーフにしたシーンの文脈を頭で考えながら、一枚絵で可能な限りディティールが伝わるようにしています。

ー最近気になっていること、ハマっていることはありますか?

FilmarksとTikTokと、1日経つと無料で読める漫画アプリ(6つくらい)にハマってます。TikTokは最近の若者の自己顕示欲とか承認欲求の塊って感じがすっごい面白くて、ついつい見ちゃう。漫画アプリは、無料で漫画読みたいだけです。

ー普段の生活での熱狂性を感じるエピソードはありますか?

熱狂的かどうかわかりませんが、「自分の世界」という映画の主人公として、おもしろおかしく生きています。どう考えても自分が主人公。悪いことがあっても、こういう展開あるよなー!って結構ポジティブ(笑)。あとは最近思うのは、映画の中では ”優しい男が幸せになる” っていう展開がセオリーなので、スウィートボーイを心がけています。

ー今後どんな活動をしていく予定ですか?

映画で夢を見させてもらった分、違うフィルター(イラスト)で色んな人と夢を共有していきたいです。

“世界中の映画やドラマなどが溢れかえるこのご時世ですが、イイ映画との出会いは、いつだって一期一会。私たちのイラストをキッカケにイイ映画に出会ってもらえたら良いなーと思って描いてます。

 

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PEOPLE

Iris Lawがアーティストとして発信するメッセージ。

南青山にオープンしたFirsthandのオープニングイベントとして行われた、モデル/ナチュラルダイアーティストのIris Lawによるタイダイ染めのワークショップの様子をお伝えするとともに、彼女が取り組むプロジェクトに対しての思いを語ってもらった。

ーモデルとしての活動以外に、ナチュラルダイのプロジェクトを始めたキッカケはありますか?

ーOther than working as a model, what was the start for this natural dye project?

学校の課題で、世界のファッション業界が生み出す汚染についてエッセイを書き、その上でどのような具体的な解決策を生み出すことが出来るのかという取り組みを行いました。その汚染要素の一つに化学染料が大きく影響していると知り、そこから天然染料について調べ実際に取り組み始めました。ドキュメンタリーや本で自分なりのプロセスを探って試していくうちに、ただただこのナチュラルダイの工程にハマってしまいました。自分の作り出す色も、このプロジェクトで発信出来るメッセージも、私はとても気に入っています。

I wrote essays at school about the pollution that the fashion world creates and then tried to portray viable solutions for each aspect. One of the main elements was the chemical dyes and that led me to research and try out the natural dyes. I fell in love with the process because I figured out my own process and took inspiration from lots of books and documentaries. I love the colours I can make and the message it sends.

ーなぜALMのテツ氏とのコラボレーションをするに至ったのでしょうか?

ーWhy did you want to collaborate with Tetsu?

小さい時から彼の作品が大好きで、いつも父から借りるALMのフーディーがあったんです。当時は彼のリサイクルカシミヤを使用して環境に配慮したプロジェクトを行っている事を全く理解していなかったのですが、大人になり、同じコンセプトについて取り組みを行い始めて改めてALMの偉大さに気付き、彼とのコラボレーションを実現させたいと思いました。

Since I was very young I loved his work and had a hoodie which I always borrowed from my dad by him. I never understood the concept that he used recycled cashmere and was helping the environment with his message until I was older and was also interested in the same message.

ーFirsthandの取り組みや、展開されているアイテムについてどう思いますか?

ーWhat is your thought for the items that’s carried at Firsthand?

エレガントかつ洗練されたカラフルな色使いや、遊び心のある展開がすごく好きです。また、例えば、リサイクル素材のアイテムがあったり、エシカルな生産背景で作られたアイテムがあるなど、サスティナブルというコンセプトを基に様々な意味が混在している所も本当に素敵だと思います。

I love the range of playful and colourful with refined and elegant. I also love the mixture of means to make the items sustainable for example there’s recycled materials as well as ethically made materials.

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